『Alien Deathstorm』Gamescomデモで過酷なFPS体験を強烈に印象づける
2026年09月15日 | #レビュー | Eurogamer
大量のエイリアンと猛烈な砂嵐にさらされながら、壊れ続ける宇宙コロニーを駆け回るFPS『Alien Deathstorm』が、Gamescomのデモで強烈な存在感を示しました。原文筆者は、約30分のプレイ中に何度も倒されながらも、本作を会場で特に印象に残ったデモのひとつと評価しています。探索や修理を進める余裕を与えないほどの激しい戦闘が、本作の大きな特徴です。
宇宙コロニーで次々と発生する異常
プレイヤーが操作するのは、遠隔地の惑星にあるコロニーへ派遣されたCombat Engineerです。通信が途絶えた原因を調べるため、現地の施設へ向かいますが、原因は巨大なエイリアンと、コロニー全体を襲う壊滅的なDeathstormにあります。任務の導入は、故障した原子炉の調査から始まります。
原文筆者がデモを開始すると、構内放送から指示が入り、まずは不調を起こした原子炉の状態を確認することになります。しかし、原子炉だけでなく、ゲーム中のさまざまなシステムが次々に故障していきます。施設を修理し、端末から設計図をダウンロードするといった作業が、エイリアンの襲撃によって中断される構成です。
舞台となるコロニーは、砂嵐と豪雨に見舞われています。風にあおられた布が激しくはためき、砂が空中を渦巻き、雨に濡れた通路を施設の残骸が滑っていくなど、外部の環境は常に荒れています。内部に入ると、分厚い影の中を赤い照明が切り裂き、床には太いケーブルが無造作に這い、ドアや機械が重々しい作動音を響かせます。
原文筆者は、こうした雰囲気づくりによって、エイリアンがまだ現れない序盤にも緊張感があると伝えています。原子炉の中心部へ到達した時点では、炎を噴き出す装置を調べながら施設の構造を把握していく時間があります。しかし、端末を見つけて設計図を取得した直後、状況は一変します。
休む間もなく押し寄せるエイリアン
本作の戦闘は、敵の出現を待って狙い撃つタイプではありません。小型で素早く、プレイヤーの顔へ飛びかかってくるエイリアンや、Predatorを思わせる巨体と激しく振り回す腕を持つ敵が、あらゆる方向から襲いかかります。生き残るには、足を止めずに動き続け、敵との距離と進行方向を同時に管理しなければなりません。
原文筆者は、後退しながら旋回し、物音や視界の端の動きを頼りに新たな敵の位置を探すような立ち回りになったと説明しています。SMGを撃つと低く響く発射音が鳴り、照明が明滅し、警報が鳴り続けます。いったん攻撃が途切れたように見えても、突然新たな敵の波が押し寄せるため、落ち着いて次の目標へ向かうことは容易ではありません。
戦闘の激しさは、敵の数だけが理由ではありません。コロニーの内部は迷路のような構造になっており、マップや目標マーカーは表示されるものの、現在地から次の目的地へどう移動すればよいのかがすぐには分かりません。敵から逃げながら、同時に次の作業場所までのルートも探す必要があります。
そのため、戦闘は単純な撃ち合いではなく、移動と探索を含めた混乱の中で展開します。原文筆者は、ゲームのリズムをつかむまでに短時間で何度も死亡したとのことです。敵の攻撃を受けない安全な位置を探して立ち止まるよりも、周囲の状況を確認しながら走り続けることが重要になる設計です。
探索、強化、さらなる故障が戦闘を加速させる
デモ中には、施設内の食堂や、血まみれの環境の中で場違いに明るく見えるスナック販売機、貨物コンテナが並ぶ広大な区画などが登場します。雨がバイザーを激しく叩く屋外を進んだ後には、垂れ下がった配線や壊れた機械が残る地下エリアへ向かう場面もあります。場所ごとに視界や移動のしやすさが異なり、探索そのものが戦闘の難しさに影響します。
施設内では、武器の強化に使うRemold端末も確認されています。原文筆者は、ピストル、ショットガン、SMGを強化するための設備だと受け止めています。また、アイテムステーションでは、所持しているクレジットを使って医療用インジェクター、弾薬、グレネードを購入できます。戦闘を続けるための回復手段や弾薬を確保しながら、武器を整えていく仕組みです。
ただし、設備を操作して先へ進もうとするたびに、状況が好転するとは限りません。原文筆者がレバーを操作すると、さらに複数のサブシステムが故障し、クモのようなエイリアンが新たに現れました。プレイヤーは、地面に続くかすかな照明をたどりながら、別のレバーを探して操作します。そのたびに敵が増え、次の故障が発生し、戦闘と進行が連続して押し寄せます。
この展開では、敵を倒してから探索するという明確な区切りがほとんどありません。銃撃音や敵の鳴き声、敵が体当たりしてくる音が重なり、画面と音の両方が絶えずプレイヤーを追い立てます。原文筆者は、終盤には銃弾と敵の姿が混ざり合うような状態になり、その過程で何度も死亡したとしています。
難度の高さも本作の印象を左右
原文筆者は、Gamescomで多くのゲームを見た後の疲労した状態で本作をプレイしました。それでも、30分のデモを終えた時点で、会場で特にお気に入りのデモを体験したかもしれないと感じたとのことです。一方で、その体験は快適なものではなく、絶え間ない敵の襲撃と死亡の連続によって、頭が混乱するほどの過酷さをともなっていました。
デモ終了時、見かねたRebellionのスタッフが原文筆者に声をかけ、「製品版にはイージーモードを用意します」と伝えたとされています。この発言からも、今回のデモが非常に高い負荷をかける内容だったことがうかがえます。
本作は、ゆっくりと恐怖を積み上げるタイプのSFホラーFPSではありません。開始直後に短い準備時間があるものの、その後は大量のエイリアン、故障する設備、複雑な施設構造、限られたリソースへの対応を同時に求められます。原文筆者は、デモを終えて会場を後にする際、銃声と悲鳴が続く圧倒的な体験だったにもかかわらず、「このままであってほしい」と感じたと評価しています。