『Marvel Rivals』に立て直し提言、競技環境と課金施策を厳しく批判
シーズン10が始まったMarvel Rivalsについて、IGNのCarlos Morales氏は、競技環境の不安定さや攻めた課金施策がプレイヤー離れにつながっていると批判し、運営の立て直しを求めています。プレイヤーがより方向性の明確なゲームへ流れているとし、バランス調整や迷惑行為への対応にも問題があると論じています。
新ヒーローの投入ペースとランク戦の問題
Morales氏によると、本作はシーズン3からシーズン期間を2カ月に短縮し、原則として毎月1人の新ヒーローを追加してきました。シーズン10ではGorrのみが新ヒーローとなる例外があるものの、DaredevilやGambit、Elsa Bloodstone、Black Catは、十分な調整を経ずに実装されたように見え、妥当な強さに近づくまで複数シーズンにわたる弱体化が必要だったとしています。
シーズン9で導入されたチームアップシステムも、強力なクールダウン技を増やし、パワーインフレや画面の混雑を招いているとのことです。NetEaseはeスポーツや大会を推進している一方、マッチメイキングでは一方的な試合が起きやすく、ランク戦の途中離脱や故意の敗北に対する処分も不十分だとMorales氏は指摘しています。不正行為にはアカウント停止がある一方、途中離脱者や故意に試合を壊すプレイヤーへの処分は15分間の停止にとどまると説明。NetEaseは再犯者への処分強化を予告しましたが、同氏によれば、具体的な内容は停止期間の延長以外に示されていません。
コスチュームの販売方式とキャラクター間の格差
コスチューム販売では、ユニットを消費して風船を割り、個別アイテムを集めるガチャ形式のイベントが問題視されています。Morales氏は、少ない費用で大きな報酬を得られるかもしれないと思わせて購入を促す、搾取的な課金手法だと批判。子どもも多いとみられるプレイヤー層を抱えるゲームで採用するのは、到底容認できないとしています。
キャラクターごとのコスチューム数やレアリティの格差も、近年目立っているとのことです。例として、人気の水着コスチュームシリーズでStormの衣装だけがEpicに設定され、ほかの多くがLegendaryだったことにファンの批判が集中。一部ファンは、人種差別的な扱いだとNetEaseを非難しました。これを受け、NetEaseはStormの衣装をLegendaryに変更し、今後も同キャラクターのLegendaryスキンを追加すると発表したとしています。
Morales氏は、Stormを含む黒人ヒーローへの扱いが、PsylockeやInvisible Woman、Luna Snowなどと比べて手薄だと批判しています。また、ラテン系キャラクターの表現もほとんどないと指摘。Namorはラテン系というより先住メソアメリカ系であり、ゲームに登場した最初の本格的なラテン系キャラクターは、ヒーローではなく悪役のHoodだったと述べています。Hoodはコミックでは白人で、本作では性的な迷惑行為をする人物として描かれているとして、同氏は厳しく批判しています。
Morales氏が求める運営の見直し
Morales氏は、強すぎるヒーローを一時的な大幅調整で入れ替えるのではなく、長期的に適切な強さを保つ方針へ改めるべきだと提案しています。新ヒーローやモードのテストに十分な時間を確保できるよう、投入ペースを落とすことも求めました。今後数シーズンは、数が多いDPSではなくタンクやサポートを中心に追加し、チームアップの強力なクールダウン技も調整して、能力の応酬に偏らない試合を目指すべきだとしています。
ランク戦で繰り返し故意に試合を壊すプレイヤーや途中離脱者には、シーズン単位の出場停止を設けること、ガチャ形式のイベントを廃止することも提案。人気の高い一部キャラクターにコスチュームを集中させず、出番の少ないキャラクターにもコミックで人気の衣装を用意するべきだと述べています。クローズドベータから本作をプレイし、1000時間以上遊んできたファンであるMorales氏は、ゲームの基本部分や友人とのカジュアルなプレイは高く評価しつつ、問題の解消が評判の回復につながると主張しています。