『GTA 6』では局地的な雨や雷を伴う動的な天候が描かれる
Game Informer最新号では、『GTA 6』の新情報が20以上公開されました。Rockstar提供のスクリーンショット12点には、レオニダのバイカーギャングや動物、天候の様子が描かれています。画像から読み取れるゲームプレイ要素には推測も含まれますが、世界の細かな作り込みがうかがえます。
バイカーギャング「First Chapter」との対立
新たなスクリーンショットでは、レオニダのバイカーギャング「First Chapter」が紹介されています。記事によると、彼らはマップ内のアンブロシア地域を仕切る地元のギャングです。武装したメンバーからジェイソンが急いで逃げる場面もあり、対立することになりそうです。
ギャングのたまり場とみられるバー「The Thirsty Wolf」の店内も写っています。木造の内装にはビールやビリヤード台、派手な娯楽を宣伝するネオン看板などが見えます。Rockstarの開発責任者アーロン・ガーバットはGame Informerに、建物の内外をより現実的に作り込んだと説明しています。
ギャングの制服には、以前の映像にも登場した階級を示すようなバッジがあります。今回、特に目立つメンバーは「Sergeant-at-Arms」と呼ばれる役職です。クラブの用心棒にあたる人物とみられ、ジェイソンが怒らせた相手かもしれません。
体格や肌の細部まで表現
このメンバーの腕や体には、バイカーらしいタトゥーが入っています。Rockstarのアート担当副社長マイケル・ケインによると、各コミュニティのタトゥーが文化的に自然に見えるよう、細部まで注意を払ったそうです。ゲーム内のタトゥー店でジェイソンやルシアにもタトゥーを入れられるため、スクリーンショットにあるデザインの一部も選べるかもしれません。
顔には日焼けの跡があり、サングラスで隠れていた目の周りだけ焼けていません。ゲーム内で日焼け止めを塗る必要があるという意味ではなさそうですが、人物の描写にかける手間が伝わります。後ろに立つ女性のそばかすも確認でき、肌の特徴として日焼けやほくろも表現されると開発元は説明しています。
シリーズ最多の体格の種類が登場することも明らかになっています。バイスシティのビーチを写した画像では、筋肉質なジェイソンとルシアに加え、胸や腹、臀部など部位ごとに脂肪がつく体型も表現されると紹介されました。ジムに通うことで筋肉のつき方が変わる可能性もあります。
ビーチでは、友人の臀部を撮影する人物も見えます。どんな体型も写真の題材になるようです。
写真や運動、レジャーも登場
同じビーチの画像には、日光浴をする女性と、携帯電話をスクロールするジェイソンが写っています。初公開トレーラーから、オンラインコミュニティがゲーム世界の一部になることは示されていました。Game Informerは、写真共有アプリ「Snapmatic」の復活も確認しています。ジェイソンとルシアは犯罪者として目立たないようにしているため、投稿はできず、閲覧だけになるようです。
写真を撮ることはできるかもしれません。ビーチでの撮影風景に加え、マウント・カラガ国立公園では一眼レフ風のカメラを使う人物が写っています。過去作では偵察や撮影にカメラを使えたため、同様の機能が戻る可能性があります。
この画像ではジェイソンとルシアが公園を走っています。気軽なデートとして、2人で5キロ走る場面があるのかもしれません。2人は運動に適した服装ですが、撮影用の衣装なのか、活動に合わせて服を選べる仕組みがあるのかは分かっていません。ケインによれば、衣服や小物はフロリダの地域文化や流行を反映しており、素材も現実的に作り込まれています。
これまでのトレーラーでは、ベースジャンプやエアボート、カヤック、ジムなどが確認されています。Game Informerの記事では、ミニゴルフ、スキューバダイビング、動物園、ビリヤードも登場すると明かされました。ビリヤード台はバイカーバーの画像に写っています。店員に気を取られて、狙う球を外さないようにしたいところです。
狩猟と武器のカスタマイズ
釣りができることはすでに明らかになっていますが、仕組みの詳細は不明です。エバーグレーズを思わせるグラスリバーズ地域の画像には、カニやロブスターを捕まえる木製のかごが写っています。釣りが釣り糸を垂らすだけでなく、さらに幅広い遊びになる可能性もあります。
同じ画像では、2人の男性が近づいてくるワニに立ち向かっています。少し変わった狩りの光景です。狩猟はサイドアクティビティとして登場し、別の画像にはライフルを持ったジェイソンと数頭のシカが写っています。狩猟の仕組みはRed Dead Redemption 2を思わせますが、現代のGTAシリーズに合わせて変化するでしょう。ジェイソンはオリーブグリーンの服を着ており、周囲に溶け込む色の服が獲物に見つかりにくくするのかもしれません。
ジェイソンのライフルには秋の森を思わせる迷彩柄が施されています。武器のスキンや改造は以前の画像にも登場していました。別の画像では、ルシアがサプレッサー、ドットサイト、フォアグリップを装着したM4を持っています。武器の改造要素は、大型の一人称視点シューティングゲームに匹敵する幅がありそうです。
170種の動物とそれぞれの生態
Game Informerによると、動物は「希少」「発見可能」「伝説」の3種類に分かれ、追跡の対象になります。世界のどこにでもいる一般的な動物とは別に、特別な種類を探すことになるのかもしれません。
登場する動物は170種で、鳥類が60種以上、陸生哺乳類が30種含まれます。画像では飼い犬、ワニ、雄ジカと雌ジカ、カモメやカモを確認できます。「The Thirsty Wolf」から逃げるジェイソンの画像には、ゴミをあさるハトも写っています。動物ごとに現実の習性を思わせる行動が用意されているようです。
地域ごとに変わる天候
Game Informerの記事で特に大きな新情報となったのが、細かく変化する天候です。照明とレンダリングを担当する副社長オーウェン・シェパードは、雲が完全に動的に変化し、幅広い天候を生み出すと説明しました。地域ごとに雨が降り、フロリダらしい荒れた空模様も再現されます。スクリーンショットの1枚には、稲妻が走る厚い灰色の雲へ向かう飛行機が写っています。
雨の表現も細かく、降り終わったあとも地面や物の表面に水が残ります。「The Thirsty Wolf」の床に見える水たまりは、局地的な雨のあとかもしれません。
オレンジ農園にも行き交う人々の暮らし
木々の上を飛行機が通るスクリーンショットは、記事の中でも目を引きにくい1枚です。しかし、細部を見ると開発元のこだわりが表れています。そこにはオレンジ畑が広がり、駐車したピックアップトラックから「Tucker's Citrus Farms」という農園名が分かります。作業員は道具を使ってオレンジを収穫し、木箱に詰めています。
ゲームプレイに必須とは思えない柑橘農園まで作ったのは、着想元のフロリダをリアルに描くためでしょう。農園は、ゲーム内のフロリダ州とジョージア州の境界にあたる「Leonida-Gloriana」線にあります。レオニダの田舎らしい地域の雰囲気づくりに関わりそうです。Rockstarはゲームの仕組みだけでなく、世界そのもののリアリティも重視しているようです。
さらに、飛行機が巻き上げた砂ぼこりも描かれています。作業員の1人はせき込み、もう1人は粒子を吸い込まないよう四つんばいになっています。飛行機が植物を揺らして砂ぼこりを起こし、周囲の人々が反応するほど細かなシミュレーションなのかもしれません。画像の構図による演出という可能性もありますが、開発元が説明した機能を見せるために作られたような画像が多いことを考えると、実際にここまで再現されるとしても不思議ではありません。
スクリーンショットが示す内容のすべてが実際のゲームに登場するかどうかは、プレイできるまで分かりません。それでも、レオニダの世界が多彩な動物や天候、そこで暮らす人々の動きまで細かく作り込まれていることが伝わってきます。