『Game of Thrones: War for Westeros』に氷のクモが登場、ドラマでは語られるだけだった怪物が実ユニットに
2026年10月03日 | #ゲーム紹介 | Polygon
PlaySide Studiosが開発中のリアルタイムストラテジー『Game of Thrones: War for Westeros』では、ドラマで姿を見せなかった怪物がユニットとして登場します。ゲームプレイ映像の背景には、ホワイト・ウォーカー陣営の軍勢に加わる氷のクモが確認できます。
ドラマで語られた怪物がゲームに登場
本作はHBOドラマをもとにしており、戦場に出せる英雄ユニットにはニコライ・コスター=ワルドー、キット・ハリントン、エミリア・クラークらの姿が使われています。最初のゲームプレイ映像では、鉄の玉座をめぐっておなじみの人物たちが戦う様子が紹介されましたが、背景にはドラマで描かれなかった怪物も隠れていました。
ゲームディレクターのライアン・マクマホン氏はPolygonのオンラインインタビューで、「映像をよく見れば、ホワイト・ウォーカー陣営の軍勢の背景にクモがいると気づくでしょう。シーズン1でオールド・ナンが語っただけの存在ですが、ゲームでは実際のユニットとして登場します」と説明しています。
マクマホン氏によると、PlaySideの初作品である2021年のAge of Darkness: Final Standも、Game of Thronesから強い影響を受けていました。開発チームはドラマを何度も見返し、原作小説も読み込んだほか、A Song of Ice & Fire Tabletop Miniatures GameやA Game of Thrones: The Board Gameもプレイしたそうです。ドラマでは掘り下げられなかった軍勢の設定には小説を参考にしつつ、両者の内容が異なる場合はドラマ版の設定に合わせています。
一方、ドラマの結末に納得できなかった人も楽しめるよう、プレイヤーが七王国の運命を変えられることも本作の大きな要素です。ウェスタロスの地図上で領地を得て、そこから勢力を広げるサンドボックス型のキャンペーンが展開します。政治面では、重要な同盟や裏切りを通じて目標を達成し、最後にどの陣営の英雄が鉄の玉座に就くかを左右します。
領地を広げて軍勢を整える
領土の獲得は、目標の占領を軸にした小規模戦へとつながります。土地を支配すれば資源が増え、軍勢を整えて戦いに勝つための基盤になります。体験版では小規模な諸侯の軍と戦う場面が多くありましたが、製品版では中立勢力との関わり方も増える予定です。
マクマホン氏は、ドラマでは領主たちが水車小屋の所有権や領地の境界をめぐって争っていると説明し、国境や領土の重要性を強調しました。領土の拡大はゲームの進行にも結びついており、序盤から好きなものを建てて相手を圧倒するのではなく、経済と生産を整えてから勢力を広げていく流れになります。
本作では、どの英雄をいつ使えるかを特定の時系列に縛っていません。そのため、ドラマでは実現しなかった共闘や対立も作れます。英雄は戦士、指揮官、支援役に分かれ、前線で戦うマウンテン、指揮を執るタイウィン・ラニスター、暗殺を得意とするアリア・スタークなどを組み合わせられます。
ホワイト・ウォーカーは巨人や氷のクモといった強力なユニットを使える一方、英雄の数は少なめです。スターク家は比較的多くの英雄を擁し、ロブ・スタークとジョン・スノウはそれぞれダイアウルフを戦いに参加させられます。
競技バランスより、見て楽しい戦いを重視
開発ではStarCraftやAge of Empires、The Lord of the Rings: The Battle for Middle-earthといった定番のリアルタイムストラテジーを参考にしています。一方で、対戦の手触りは大乱闘スマッシュブラザーズやMarvel Rivalsのように、競技バランスの厳密さより楽しさを優先したいとマクマホン氏は話します。
「ドラゴンは非常に強力ですし、ホワイト・ウォーカーは死者をよみがえらせます。ワイルドファイアは爆発力があり危険ですし、巨人やマンモスは棍棒を振り回して周囲を吹き飛ばします。見ていて楽しく、わくわくする戦いをまず大切にしたいのです」と同氏は語っています。
クモが苦手な人にとっては、ウィンターフェルの焚き火を囲んで語られる怖い話から飛び出した、ナイトキングの配下を戦場に放つことも本作の楽しみになるでしょう。『Game of Thrones: War for Westeros』は2027年初頭に発売予定です。