『Duke Nukem 3D』のレベルデザイナー、リチャード・グレイが68歳で死去
2026年10月14日 | #その他 | GamesRadar+
『Duke Nukem 3D』やSinのレベルデザインを手がけたリチャード・「Levelord」・グレイさんが、2026年10月12日に68歳で亡くなりました。ジョン・ロメロら、ゲーム開発者から追悼の声が寄せられています。
Doomの改造から始まったキャリア
グレイさんはDoomの改造レベル制作からキャリアをスタートさせ、Duke Nukem 3Dのデザイナーとして商業ゲーム開発に参加しました。その後、Quake、Half-Life: Opposing Force、Counter-Strike: Condition Zeroなどのレベルを手がけ、Sinでは主要デザイナーを務めました。
レベルデザインの才能から「Levelord」と呼ばれ、探索好きなプレイヤーに向けて、マップ内に隠しメッセージを残すことでも知られていました。複数のマップには「ここに来るべきではない――Levelord」というメッセージが隠されていました。
開発者たちが振り返る人柄と仕事
Apogee創業者のスコット・ミラーさんは、グレイさんが40代でゲーム業界に入り、ApogeeのDuke Nukem 3Dチームに加わったと振り返っています。ミラーさんは「素晴らしい才能の持ち主で、仕事熱心で、楽しい仲間であり、人としても最高だった」と述べました。
3D Realmsの長年のコミュニティマネージャーを務めたジョー・シーグラーさんは、グレイさんを「誰にとっても友人のような人」と表現し、数年間一緒に働けたことを幸運だったと語りました。
3D Realmsの共同創業者は、グレイさんについて「独特な人物で、自分のレベルデザインへの意見や干渉を好まず、強いビジョンを持っていた」と回想しています。その姿勢がチーム内で摩擦を生むこともありましたが、「結果がすべてを物語っていた」と述べました。また、オフィスではいつも笑顔で、皆に好かれていたと振り返っています。
Doomの共同制作者であるジョン・ロメロさんも、グレイさんを「生命力にあふれた、穏やかな人で、優れたレベルデザイナーだった」と追悼しました。Duke Nukem 3Dのエピソード2と3についても、デザインがとても個性的だったと評価しています。
Gears of Warの生みの親であるクリフ・ブレジンスキーさんは、個人のTwitterアカウントで追悼の言葉を投稿したとPC Gamerが報じました。ブレジンスキーさんは、グレイさんが既存の型を破り、多くのレベル・環境デザイナーへの道を開いたと述べています。