ナポレオン戦争題材のソウルライク『Valor Mortis』、発売から7日で損益分岐点に到達
2026年10月21日 | #売上・ランキング | DualShockers
One More Levelが開発したファーストパーソン視点のソウルライク『Valor Mortis』が、発売からわずか7日で損益分岐点に到達したと伝えられています。同社の財務発表によると、パブリッシャーのLyrical Gamesとの契約に含まれる開発費、販売費、マーケティング費を上回ったとのことです。なお、具体的な販売本数や売上額は原文では示されていません。
発売1週間で迎えた最初の節目
近年は開発費やマーケティング費が膨らみ、ゲームが採算ラインを超えるまでに時間がかかる傾向があります。ソウルライクは対象となるプレイヤー層が限られるジャンルでもあります。『Elden Ring』の発売以降は競合作も多く、飽和が進みつつあるため、プレイヤーの関心を保つには明確な売りが必要だと筆者は指摘しています。
One More Levelは、高い評価を受けた一人称視点のアクションゲーム『Ghostrunner』を手がけたスタジオです。今回のソウルライクは同社にとって実験的な挑戦でしたが、筆者は、速いテンポのアクションにとどまらない力を示したと評価しています。
ただし、損益分岐点に達したことと、大きな利益を上げることには違いがあります。同社は初回のロイヤリティ支払いを2027年第1四半期に受け取る予定です。ただ、その大半は決済スケジュールの支払いや取引先への支払いに充てられるとのことです。つまり、事業を続けるうえで重要な基準は超えたものの、資金がすぐ手元に入るわけではありません。それでも、発売1週間での到達は今後数か月の足がかりになると筆者は見ています。売れ行きが続けば、DLCが想定より早く登場する可能性にも触れています。
今後の課題と追加コンテンツ
次の課題は、今後数か月にわたって販売の勢いを保てるかどうかです。筆者によると、『Valor Mortis』はナポレオン戦争を題材にした一人称視点のソウルライクで、この世界観が最大のセールスポイントとなり、完璧ではない部分を補っているといいます。『Ghostrunner』で一人称視点のアクションに慣れていることも、同社の強みとして挙げられています。
One More Levelは、共同パブリッシャーが開発資金を追加で提供するという内容の契約修正も公表しています。この資金には、近い将来に配信予定の有料DLCも含まれます。一方で、追加の開発費は同社が利用できる収益に影響します。そのため、今後のコンテンツをそのまま利益と見なすべきではないと筆者は述べています。
筆者は、これだけ早く損益分岐点に達する開発会社は多くなく、One More Levelには祝うだけの理由があるとしています。一方で、『Valor Mortis』がソウルライク分野で大きな存在になるかどうかは、現時点では判断できないとしています。その答えは、数か月後の販売やプレイヤーの動向、そして予定されているDLCの展開次第です。