『Beyond Good & Evil 2』は発表から18年後も開発中、ソロ重視の冒険に変化と仏メディアが報道
2026年10月22日 | #噂・リーク | Eurogamer
『Beyond Good & Evil 2』が発表から18年を経た今も、プリプロダクション段階にあると報じられました。フランスのOrigami Mediaが開発に近い複数の関係者から聞いた話として伝えたもので、マルチプレイ中心だった構想が、オンライン接続を必須としない「ソロファースト」の物語重視のゲームへと変わり、オプションでCo-opも遊べる形になったとしています。以下はいずれも同メディアの報道に基づく内容で、Ubisoftからの公式な確認は原文では示されていません。
マルチプレイ中心から「ソロファースト」へ
Origami Mediaによると、2019年から2022年にかけての構想は、「マルチプレイ前提で、常時接続された」ゲームでした。多数の惑星を舞台に、プレイヤーがマッチメイキングで集まって一緒に遊ぶ内容だったといいます。
中心にあったのは「サードプレイス」という考え方でした。仕事帰りに友人と集まる場所のような存在で、FortniteやDestinyが着想源として挙げられていたそうです。プレイヤーは特徴のない主人公として、Beyond Good & Evilの英雄たちの冒険に同行する立場でした。
その後、プロジェクトは小規模なマッチメイキングのグループから、より自由度の高いプレイ、4人1組のチーム制、そして2人1組へと変化しました。Origamiは、現在の目標を「オンライン接続が必須ではなく、強い物語性を持ち、Co-opでも遊べるソロファーストの冒険」と説明しています。数年前には「宇宙版ゼルダ」のようだと見る人もいましたが、今ではそのバトルはInsomniacのSpider-Manシリーズを強く思わせるとのことです。
制作はまだ「プリプロダクション」
開発期間が非常に長いにもかかわらず、本作はまだ本格的な制作段階に入っていないとされています。Origamiは、Ubisoftや業界の大手企業で使われる用語に従えば、本作の制作はまだ始まっていないと述べています。現在はプリプロダクションで、Ubisoft Montpellierだけでも少なくとも250人が関わっており、今はアルファ段階への移行を目指している状況だそうです。
報道によれば、本作はこれまで、創造面のマイルストーンをすべて達成できていませんでした。これは「ゲート」と呼ばれるもので、遊べるビルドのようなものだと原文の筆者は推測しています。ゲームの方向性が何度も変わったことが原因で、「十分に面白いか」「革新的か」「このループをもっと魅力的にできないか」「戦闘システムを改善できるから、もう一度期限を延ばそう」といったやり取りが繰り返されたと伝えられています。
守られてきた立場に変化か
未完成のまま長く生き残れたのは、Ubisoftから揺るぎない支援を受けていたためだと、Origamiは書いています。「中止になることはあり得なかった」とし、社内の複数の関係者によれば、それがいわば毒のようになっていたといいます。中止されないなら、完成もしないのではないか、という問いかけも添えられています。
しかし、Ubisoftでは大規模な再編が進んでいます。最近ではTrialsの開発元RedLynxの閉鎖や、Ubisoft SingaporeにおけるAssassin's Creed Black Flag Resyncedのチーム縮小があり、ドイツの拠点でもレイオフが行われたと報じられています。こうした動きによって、本作はこれまでの絶対的な立場を失ったとされます。現場では今、「この先どうなるか分からない」と淡々と告げられているとのことです。ある情報源は、これを「現実感への回帰」と表現しました。
これまでの経緯
本作は、Duke Nukem Foreverの14年という記録を2022年に抜き、最も長く開発されているゲームとなっています。原文の筆者は、2008年にパリで開かれたUbiDaysでUbisoftが最初のCGトレーラーを公開した場に居合わせたと振り返っています。
最も完成に近づいたように見えたのは2018年ごろです。UbisoftはE3で、Eurogamerを含む報道陣に非公開で本作を披露し、2019年末に向けてプレイ可能なベータ版を約束しましたが、実現しませんでした。最近ではクリエイティブディレクターが交代し、本作の求人広告も断続的に出ており、先日もその1件が見つかっています。