『Dispatch』が発売1周年で大型アップデート、解説音声と絵コンテの2モードを追加し12月9日にモバイル版も配信
2026年10月23日 | #アップデート | Polygon
AdHoc Studioのナラティブアドベンチャー『Dispatch』が、発売から1年を記念して大型のアップデートを実施します。開発の裏側を楽しめる新モード2種が、Deluxe Edition所有者向けに無料アップデートとして配信中です。あわせて、Android・iOS向けモバイル版が12月9日に発売されることも発表されました。本作は累計プレイヤー数が500万人を突破しており、2年連続でThe Game Awardsの対象作品になっているとのことです。
解説音声モードと絵コンテモードを追加
新たに加わった解説音声モード(Commentary Mode)には、キャストとスタッフによる合計16時間以上の解説が収録されています。Aaron Paul、Laura Bailey、Erin Yvetteといった声優陣のコメントも聞くことができます。キャスト用とスタッフ用の解説トラックが全エピソードに用意されており、ストーリー上の選択によって、解除される解説も変わります。
絵コンテモード(Storyboard Mode)では、制作時の絵コンテアニマティクスでゲーム全編を体験できます。カットシーンや演技、映像表現がどのように作られていったのかを知ることができる内容です。2つのモードを組み合わせれば、元の絵コンテを見ながら解説音声を聞くこともできます。
共同クリエイティブディレクターのNick Herman氏は、プレスリリースで「私たちの業界では、開発に携わる人々やその制作過程を見せるのはなかなか難しいことです。ただ幸いにも、本作は非常に風変わりで独特な作品なので、他にはない機会を生かせます」とコメントしています。
両モードはDeluxe Editionに含まれています。Standard Editionの所有者は、10.99ドルでアップグレードすることで利用できます。
モバイル版は12月9日に発売
Android・iOS版『Dispatch』は12月9日に発売されます。モバイル版はタッチ操作と縦持ちプレイに合わせて作り直されており、PC向けのGoogle Play Gamesにも対応します。
最初の4エピソードは無料で遊べ、ゲーム全編を遊ぶ場合の価格は19.99ドルです。
ライブイベントや関連グッズも展開
1周年の記念企画はゲーム本編の外にも広がっています。12月3日には、ロサンゼルスのAvalon Hollywoodで、1夜限りのコンサート「Dispatch: Night Shift」が開催されます。作曲家のAndrew Arcadi氏とSDN Company Bandに加え、Thot Squad、Bershy、Primer、Caroline Kingsbury、Fartbarfが出演します。チケットはごくわずかで、AdHoc Studioのメール購読者が先行して購入できます。
グッズ面では、新しいアパレルやサイン入りポスターが登場します。Deluxe Editionにデジタル版として付属していた4種類のコミックも、物理版として購入できるようになります。Lost In Cultと制作する、ハードカバーの書籍と収集用ボックスのセット「Dispatch: Design Works」では、本作の開発過程を詳しく紹介する予定です。Lost In Cultでは、本作のサウンドトラックのレコード盤も販売しています。
作品について
『Dispatch』は、元スーパーヒーローの主人公が事務職に就き、元ヴィランの問題児たちを率いるという物語です。Polygonのレビューでは、Josh Broadwell氏が主人公のRobert Robertson III について「すべてを失った人物が、ほとんど自滅的なやり方でただ一つの目標を追い求め、それなのにほぼ即座にすべてが狂い始める。ある程度は、彼に共感せずにいられません。『Dispatch』は彼の人柄を完璧に捉えています」と評しています。