Game Passで遊べる『Diablo 3』は、シリーズで最も入りやすく協力プレイにも向く一本
2026年10月26日 | #ゲーム紹介 | Polygon
Xbox Game Passで配信中の『Diablo 3』を、Polygonの筆者が「新規プレイヤーにはシリーズのどの作品よりも、『Diablo 4』よりもすすめたい」と推しています。評判では分が悪い本作ですが、シリーズで最も遊びやすく、報われやすい作品だというのが筆者の見立てです。
評価が定まらない『Diablo 3』の立ち位置
筆者によると、Diablo好きの間で「通好み」とされるのは『Diablo 2』です。2000年発売の同作はシリーズで最も重苦しく容赦のない作品で、規模の大きさや息の長さも評価されています。リマスター版の『Resurrected』なら、今でも十分に遊べるといいます。初代『Diablo』は習作の域を出ず、優れた作品とは見なされていません。『Diablo 4』は現行で人気も高すぎるため、好きだと言っても「通」とは見られず、最新のバランス調整やエンドゲームの変更に不満を述べるのが通例だそうです。
その中で『Diablo 3』は、評価の宙ぶらりんな作品です。発売前には、色彩豊かで陰鬱さの薄い画風が批判されました。発売時にはネットワークの不具合、リアルマネーのオークションハウス、違和感のある調整が批判を浴びています。Blizzardは2014年の拡張パック『Reaper of Souls』と、出来のよいコンソール移植でこの作品を立て直しました。それでも初期の悪評は残っています。再評価の動きが広がるには、作品がまだ古くなりきっていないか、続編が新しすぎるのだろうと筆者は見ています。
最も入りやすく、戦闘が洗練されている
筆者は発売当時から『Diablo 3』が好きだったそうです。本作は、シリーズで最も親切で、報酬が得やすく、ハードコア色が薄い作品だと説明しています。『Diablo 2』のような昔ながらの厳しい設計もなければ、『Diablo 4』のようなライブサービス特有の肥大化もありません。内容はほぼ無限にあり、14年にわたって運営され、そのうち11年は更新も続いたのに、引き締まってまとまった印象があるといいます。
コンピューターRPGに根ざしながら、ステータスが複雑でもアーケード的な感覚が前に出て、面白さがすぐ伝わる点も魅力です。筆者はゲームの手触りと戦闘の洗練度をシリーズ随一と評価しています。位置取りや集団制圧の戦術が重要で、回復アイテムはクールダウン付きの1個だけなので、体力の回復orbを拾うために動き続ける必要があります。一瞬一瞬の操作が単純に楽しいそうです。
流動的なビルドと個性的なクラス
アイテムや成長のシステムは奥深く、どこまでも入り込めます。一方でビルドが流動的なため、最適化や理論構築には向きにくく、この点はアクションRPGファンの間で賛否が分かれると筆者は述べています。スキルやスキルを変化させるルーンは、複雑な依存関係を持つツリーや深いクラフトの中に埋もれていません。ほぼ自由に付け替えられます。
筆者は特定のビルドに合わせて装備を揃えるのではなく、拾った装備に合わせてビルドを変えるため、キャラクターの遊び方が常に変わります。一部のARPGプレイヤーには異端でも、筆者にとっては絶えず新鮮で刺激的だそうです。
各クラスやスキル、ルーンはBlizzardが細かく調整しています。筆者は、炎を操るWizardをシリーズで最も爽快な「ガラスの大砲」型クラスと評しています。MonkやCrusader、Demon Hunterなど、定番の型にひねりを加えた個性的なクラスも多いといいます。
キャンペーンは弱点だが、冒険モードが本領
キャンペーンは本作の最も弱い部分だろうと筆者は認めています。ただし筆者はそもそも、物語目当てでこの種のゲームを遊ぶ人が理解できないそうです。特に声の演技には、大仰で勢いのあるハイファンタジー調の演出があふれています。多くのファンが耳障りと感じるものの、心構え次第でとても楽しめると筆者は言います。同行する幽霊の魔術師Zoltun Kulleの大げさな悪役ぶりは、その最たる例です。
キャンペーンを終えると、冒険モードで遊べます。ゲーム内のあらゆる内容を組み替えた果てしないリミックスで、世界地図に懸賞任務を散りばめ、ランダム性が高く派手なNephalem Riftダンジョンへと進んでいきます。ストーリーを気にせずモンスターを蹴散らし、キャラクターが急速に育っていく感覚を味わえるモードだと筆者は紹介しています。
コンソール版なら屈指のローカル協力プレイ
筆者によると、PC版には当てはまらず、コンソール版に限った話ですが、本作は史上屈指のローカル協力ゲームです。最大4人で遊べ、途中参加も離脱も気軽にできます。画面の操作も簡潔にまとまっていて、チームに求められるのは一緒に楽しむことくらいです。激しいモンスター狩りの合間に、おしゃべりしながら戦利品を整理したりビルドを練ったりする、自然なリズムがあると筆者は言います。
筆者は『Diablo 3』を、Diablo作品の中で最も「通ぶれない」存在だと認めたうえで、これからも熱烈に愛し続けると語っています。同じ思いの人は他にもいるとのことです。いつかBlizzardが振り返り、新クラスや新拡張が必要だと考える日が来るかもしれません。それでも「必要ない」と伝えたい、というのが筆者の結びです。