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『マジック:ザ・ギャザリング』Star Trekセットで、SpockとMake It Soによる相手のライブラリーを削り切る無限コンボが判明

2026年11月05日 | #ゲーム紹介 | Polygon

『マジック:ザ・ギャザリング』Star Trekセットで、SpockとMake It Soによる相手のライブラリーを削り切る無限コンボが判明

11月6日に始まるプレリリースを前に、『マジック:ザ・ギャザリング』の新エキスパンション「Star Trek」で、相手に大量にカードを引かせて勝つ無限コンボが見つかりました。使うのは Spock, Strangely Human と、ソーサリーの Make It So の2枚です。相手のライブラリーを使い切らせ、ライブラリーから引けなくなった相手を敗北させます。プレリリースでも起こり得るものの、実現のハードルはかなり高いようです。

カードを引かせるほど相手が追い込まれる仕組み

通常、カードを多く引けることはプレイヤーにとって歓迎すべきことです。選択肢が増えて勝ちやすくなるためで、引いたカードが土地ばかりになる場合を除けば、大きな利点になります。ところが Spock が絡むと、このカードドローが相手を倒す手段に変わります。

Spock は、3マナのイゼット(赤青)のヒューマン・ならず者です。元は2024年の『サンダー・ジャンクションの無法者』に収録された伝説のクリーチャー、Stella Lee, Wild Card で、EDHRECの統率者ランキングでは200位とされています。Star Trek には、既存のカードに同シリーズ風の別の姿を与える「Stardates」カードが30種類あり、Spock はそのうちの1枚です。

Spock は2/4のクリーチャーで、複数の呪文を唱えることで恩恵を受けます。1ターンに2つ目の呪文を唱えると、ライブラリーの一番上のカードを追放し、あとで使えるようにします。さらに危険なのが、そのターンに3つ以上の呪文を唱えていれば、タップして自分のインスタントかソーサリーをコピーできる能力です。ここで Make It So が役に立ちます。

Make It So は青の4マナのソーサリーで、2つのモードから選びます。1つ目は、自分のパーマネント1つをアンタップし、対象のプレイヤーがカードを2枚引くモードです。2つ目は、赤の1/1の士官クリーチャー・トークンを1体生成し、自分がカードを2枚引くモードです。どちらも単体で十分使える効果ですが、1つ目のモードは Spock と組み合わせると凶悪になります。

コンボの手順

まず、2つの呪文を唱えてから、3つ目として Make It So を唱えます。このとき1つ目のモードを選び、アンタップする対象に Spock、カードを引くプレイヤーに対戦相手を指定します。

Make It So がスタックに残って解決を待っている間に、Spock をタップしてコピーします。コピーが先に解決し、Spock がアンタップされ、相手はカードを2枚引きます。元の Make It So はまだスタックに残っているので、Spock は再びタップしてコピーできます。

これを繰り返せば、追加のマナも呪文も使わずに、Spock は Make It So を何度でもコピーできます。やがて相手は空のライブラリーからカードを引こうとして、ルールにより敗北します。ライフ総量やクリーチャー、整えた防御も、この負け方は防げません。

プレリリースで狙うのは現実的ではない

この無限コンボは強力ですが、プレリリースで頻繁に目にするものではありません。最大の壁は Spock を引き当てることです。Wizards of the Coast の公式コレクションガイドによると、Stardates カードはおよそ25パック中1パックの Play Booster で、コモンの枠と入れ替わって出現します。Stardates カードは30種類あり、プレリリースキット1つに入る Play Booster は6パックだけです。この中から Spock を引くには、かなりの幸運が必要です。

一方の Make It So は、メインセットの通常のコモンです。Spock が手元になくても、青のデッキに入れやすい汎用性があります。ただし、神話レアの再録である Spock が出るかどうか分からないまま、それを軸にリミテッドのデッキを組むのは楽観的すぎると言えます。

2枚そろった場合も、条件は厳しくなります。Spock が戦場に残り、タップ能力を使えるまで生き延びる必要があります。さらに、1ターンで追加の呪文2つと4マナのソーサリーを唱える動きも、リミテッドでは簡単ではありません。

相手の動きも関わります。除去や打ち消しの呪文でコンボを止められる可能性があり、カードを引くたびに、相手が対抗手段を見つける機会も増えます。

統率者戦ですでに知られた動き

プレリリースの参加者には驚きのコンボかもしれませんが、統率者戦のプレイヤーにはおなじみの仕組みです。Stella Lee は2024年の登場以来、突飛なコンボを可能にしてきました。100枚のデッキなら組み立てやすいものの、6パックの中身頼みでは難しくなります。

Stardates カードはスタンダードでは使えませんが、Wizards は Play Booster から開封したものに限り、このセットのリミテッド形式で使うことを認めています。そのため、統率者戦で知られたコンボが、40枚のシールドデッキに入る可能性もあります。両方のカードを引き当てられればの話です。

Star Trek には、新しい統率者戦向けの仕組みや珍しい敗北条件、人気テレビシリーズのエピソードを取り入れたカードもあり、すでに面白い組み合わせが多く用意されています。論理を重んじる Spock が、『マジック』では非論理的な勝ち方を見せることになりそうです。