『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクのプロデューサー藤林秀麿氏、今後のゼルダは過去作の発想の焼き直しに頼るべきでないと語る
2026年11月07日 | #その他 | GamesRadar+
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』リメイクでプロデューサーを務める藤林秀麿氏が、海外メディアPolygonのインタビューで、シリーズの今後の作品は『ブレス オブ ザ ワイルド』や『時のオカリナ』の発想の使い回しに頼るべきではないとの考えを示しました。
開発者のアイデアを形にする場としてのゼルダ
藤林氏はカプコンで「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実」シリーズ(Oracle games)や『ふしぎのぼうし』のディレクターを務めた後、任天堂に移り、『スカイウォードソード』『ブレス オブ ザ ワイルド』『ティアーズ オブ ザ キングダム』を手がけてきた人物です。同氏は、ゼルダシリーズがたびたび作り変えられてきた理由について語りました。
藤林氏によると、そうした変化の元になるのは、その時々の開発者が「これは面白くなる」と感じたアイデアや、その種になる発想だといいます。同氏は「ゼルダは、開発者がそうしたアイデアを持ち寄り、実際に形にして実現できる土台、舞台のようなものを作っていると感じます」と述べています。
若手スタッフに投げかける「それは面白いのか」
藤林氏は、若手スタッフと話すときによく抱く疑問は「それは面白くなるのか」だと説明しています。出てきたアイデアが『ブレス オブ ザ ワイルド』や『時のオカリナ』などですでに実現されたものであれば、そのことを指摘するそうです。これは「ゼルダが積み上げてきた既存のアイデアの中から引っ張ってこなければならない、とチームが感じないようにするための、探りと議論」だと同氏は語っています。
リメイク開発陣の経験差
『時のオカリナ』リメイクの開発者全員が、N64版の原作を遊んでいるわけではないとのことです。青沼英二氏は、原作をプレイしていない開発者にとって、リメイクの制作が、そこからどんな気づきが得られるかを確かめる機会になったと述べています。
シリーズの次の姿は未定
ゼルダシリーズの今後については、現時点では明らかになっていません。原文の筆者は、『ブレス オブ ザ ワイルド』で確立され、『ティアーズ オブ ザ キングダム』で拡張されたオープンワールドの方向性が、何か新しい形で続くと予想する声が多く、自身もその一人だとしています。ただ、藤林氏の発言を踏まえると、ゼルダは何にでもなり得るため、次にどんな形になるかは分からないとも述べています。