『Roboquest』ってどんなゲーム?プレイレビュー・感想 [ロボクエスト]

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Steamにて2023年11月7日にアーリーアクセスを経て無事リリースされた『Roboquest』のプレイレビューです。ローグライクなFPSということで興味を持ち遊んでみたので感想を書きたいと思います。Xboxのゲーパス(サブスク遊び放題)でも遊べるので興味がある方はぜひ!

Roboquestのストア情報

『Roboquest』は、荒廃した未来でハイスピード・バトルを繰り広げるローグライトFPSだ。再起動によって目覚めた護衛用ロボ「Guardian」となり、悪いロボをやっつけよう!ソロ、または仲間と一緒に絶えず変化する戦場を駆け巡り、凶暴な敵の大群を殲滅するのだ!

ムダウチ

評価は「非常に好評」となっています。体験版もあるのでまずは遊んでみましょう!体験版だけでも数時間遊べます

目次

FPSデビューにふさわしいシューターゲーム

  • カジュアルなデザインで親しみやすい
  • 決して優しい難易度ではなく、キャラ・プレイヤー共に成長していく

グラフィックが非常に軽いため性能の低いPCでも高画質かつ高フレームレートを維持しながら遊べます。操作のレスポンスも良いため快適なFSPを楽しめます。エイムアシストは若干効いてますがそこまで強くないので、狙うのが苦手な人には難しいかも知れません。が、精密な射撃はそれほど重要では無いのでFPSの練習にも適していると思います。

難易度自体は見た目とは裏腹に高めになっているため、このゲームを遊び尽くせば他のFPSゲームが得意になるかもしれません。難易度を上げている主な原因はHP管理にあると思います。敵を倒すことで回復玉を落とすので少し回復が可能ですが、被弾が多いとリカバリーできなくなっていきます。自然回復はしないのでステージ途中でジリ貧になるとリカバリーが難しい場面がでてきます。

大まかなゲームの流れとしては下記のようになります。

  • スタート
  • ランダムで武器を入手しつつステージを進む
  • レベルを上げ、レベルの高い武器を持ち替える
  • 死んだら拠点に戻り、入手したレンチでパッシブ強化

これを繰り返しながら、徐々に到達できるステージを増やしていきます。道中に隠しアイテムがあり、入手することで恩恵を得たり、鍵の入手で別ルートへ進めるようになり、遊べば遊ぶほどに探索範囲が広がります。

キャッチーなデザイン

全体的に可愛らしいデザインになっているので操作していて楽しいです。見た目とは裏腹に難易度は高めなのですが…死んで徐々に強くなるゲーム性なのでそこは致し方なし。と言っても何度かリトライしていると慣れてきますけども。

イラストと3Dモデリングのヒロインのギャップがゾクゾクする

パッと見はオーバーウォッチやボーダーランズ風に見え、射撃やヒット感覚もちょっと似ています。ゲーム性が近しいのはボーダーランズですね。バカなノリを消した可愛さ寄りのボーダーランズといった感じです。ボスの演出はボーダーランズリスペクトな感じの登場です。

プレイし続けるほど快適になるので、序盤は退屈になり気味

プレイ中にアップグレードやパークを入手して特殊効果やバフを得ます。敵を倒したり箱を開けることで武器を入手して付け替えることが可能です。これはランダムなためハクスラのように厳選しながらステージを進めることになります。そこがこのゲームの面白さでもあり、面倒でもある部分です。そして、ステージスタート時はハンドガン一丁から始まる(拡張していけばボーナスあり)ので毎回、レベルもパークも武器も厳選し直しになります。

特に序盤の強化が全くされていない状態だと敵が硬く弾が痛いので爽快さにかけます。それに関してはどのようなゲームでもそうではあるのですが初めからスカッと遊べるゲームだと思ってプレイすると残念な気持ちになるかも知れません。

ムダウチ

ただし難易度を下げまくると一気に爽快感が増します。最高難易度にするとレンチが+1もらえるんですが、それ以外は特にボーナスは無いようなので最低難易度で暴れまくるのが正しい遊び方かもしれません

そもそもレンチ+1された所であまり旨味はないです

アクション性の高い多様な武器で戦うFPS

グレネードを飛ばして爆破は起爆スイッチを押す武器

通常のFPS同様にダッシュやしゃがみアクションがありますが、2段ジャンプも可能になっており一部の場所ではダメージゾーンを飛び越えたりなどパルクール的な要素もあります。場所によっては敵とワチャワチャ乱戦になることも有り、近接攻撃も重要な要素になっています。そして何と踏みつけダメージもあります。

起爆の必要があるグレネードランチャーや投げ斧など特徴な武器もあり、色々な戦い方を楽しめます。ただし2種しかメイン武器を持てないため初見武器を試しで拾ってみて戦いづらくゲームオーバーなんてことも。

ゲーム時間をガッツリ取れる人向け

ステージ進行度があるのですが死ぬと初めからです。ローグ系によくあるやつですね。疲れたからと途中で中断すると再び始めからになります。一応強化に必要なアイテム(レンチ)やルート開放の鍵などいくつかの重要アイテムは持ち帰ることができるため毎日少しずつ強化していくことは可能です。しかしゲームクリアする場合はそれなりに時間の猶予を持って遊ぶ必要があります。

キャラクター毎に性能が異なり、アンロックに条件付き

プレイヤーの分身であるロボはクラスがあり、特定条件を満たす(敵討伐数やステージ進行など)ことで増えていきます。2つ目のクラスでも敵を750体倒す事が条件なのでそこそこプレイ時間がかかります。上の画像はよくわからない状態で1時間プレイした時の討伐数で240体倒しています。

クラスごとにパークの違いもあります。これはステージ中に入手可能なパークが見れるだけです。5時間くらいプレイしたら3体ほどはアンロックできました。

ワークショップで便利機能や効果解除

ステージ中に拾えるレンチを集めることでワークショップで永続機能を解除できます。1個目の機能は「スターターパック」になり、ステージ開始時に4種類の武器から1つ選んで遊べるようになります。これを解放していない場合はハンドガン一丁となります。

これは常に効果が出るようになるため、沢山遊んでレンチを集めることでステージクリアしやすくなっていきます。これも相当数あるため時間が必要となるやつですね。特に死にやすい序盤はリトライを繰り返しながらチマチマと集めていくことになります。

最後に

個人的に遊んでみて思ったのは「もっと早く遊びたかった」と思いました。ボーダーランズを筆頭に有名所のFPSは遊んでいるのでRoboquestのクオリティは低くないとは言え有名所のFPSと比べると質が劣ります。例えば弾が敵にヒットする感覚が軽いとか。

レスポンスは非常にいいのでリピートして遊ぶストレスは少ないです。強化感覚がボーダーランズに似てるとは言え差別化はできていると思います。でもぶっちゃけ同じマップ・同じ敵を繰り返すしゲーム全体のシステムを見るとボダランの下位互換的な感想も出てきます。

定価が3000円となっているのでちょっと割高かな?もしかしたらRoboquestに合わせて割引してきたのかも知れませんが、この記事を書いている時点でボーダーランズ3が1000円で買えるんですよね。

質の高いFPSゲームをいくつもプレイしてしまったのでRoboquestで遊ぶのは今更感をちょっと感じてしまいます。逆にあまりFPSで遊んだことがない人は是非遊んで欲しいゲームです。一応フレンドと2人でステージ進行が可能で難易度も落ちるため楽しくクリア可能だと思います。クイックマッチもありますよ!

体験版が出ているのでまずは体験版で遊んでみましょう!

ムダウチ

4歳の息子と一緒に遊んでいるのですが、楽しそうに遊んでくれます。IDをメモって相手の世界にログインというマッチング方法なので多少面倒ですが2人で遊ぶのは結構楽しいです。
ただ大人が2人で遊ぶのには少し物足りない部分があると思います。