『Fallout』の共同制作者ティム・ケイン氏が語る、Xbox版『The Elder Scrolls III: Morrowind』がコンソールRPGの歴史をいかに変えたか、そしてPCとコンソールのゲーム体験が「平等」になるまでの道のり
2026年07月24日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
『Fallout』の共同制作者であるティム・ケイン氏が、かつてのコンソールRPGがいかにPC版に劣っていたか、そしてXbox版『The Elder Scrolls III: Morrowind』がいかにその状況を一変させたかについて語りました。ケイン氏によると、初期のコンソールRPGはハードウェアの制約により非常に原始的で、PC版に比べてルールやシステムが大幅に簡略化されていたとのことです。
『Morrowind』がコンソールRPGの歴史を変えた瞬間
ケイン氏は、1980年代のコンソールRPGが「石器時代」のようだったと振り返っています。グラフィック、システムメカニクス、サウンドエフェクトのすべてが、限られたメモリとCPU帯域に収めるために極端に簡略化されており、まるで「おもちゃ」のような存在だったと述べています。しかし、この状況は2002年にBethesdaが『The Elder Scrolls III: Morrowind』をXbox向けに発売したことで劇的に変化しました。ケイン氏にとって、『Morrowind』はオープンワールドのPCゲームがコンソールでプレイされているかのような衝撃だったとのこと。「これだ!」と思った瞬間であり、PCとコンソールの間に平等が確立される未来を予感させた作品だと語っています。
バグとデジタルストアがもたらした変化
『Morrowind』の登場後、PCとコンソールのゲーム体験は大きく近づきました。ケイン氏は、Xbox 360やPS3が登場し、デジタルストアからゲームを直接購入・ダウンロードできるようになったことで、パッチの適用が容易になった点を指摘しています。この変化が「偶然だったのかどうかはわからないが」と前置きしつつ、コンソールゲームがこれまで以上にバグを含んだまま出荷されるようになった一因ではないかと分析しています。そして2010年代から2020年代にかけて、ついにPCとコンソールの間には「平等」が確立されたと述べており、どちらのプラットフォームもバグを含んだゲームが出回るようになったことで、ある意味での「平等」が達成されたと考えているようです。