『World of Warcraft』でBlizzard従業員が開発者専用チートを利用し解雇される事態に、不正加担アカウントも措置の対象へ
『World of Warcraft』のMythic Plusランで、Blizzardの従業員が開発者専用のチート能力を悪用し、プレイヤーに不当な勝利をもたらしたとして解雇されました。この件はRedditユーザーのAcrobatic_Pianist688氏によって発覚し、ログ解析から従業員がゲームマスター権限を不正に使用していたことが明らかになりました。Blizzardは公式フォーラムでこの事実を認め、当該従業員を即時解雇したと発表しています。
開発者専用ツールが不正利用される
今回の事件は、『World of Warcraft』のエンドゲームコンテンツである「Mythic Plus」のレベル23ダンジョンで発生しました。通常であれば勝利が困難な状況にもかかわらず、あるグループが突如として成功を収めたことから、Redditユーザーがゲームログを詳細に調査。すると、「Daijosai」という6人目のユーザーが「Area Death (TEST)」というスキルを使用していたことが判明しました。このスキルは「半径30ヤード以内のすべての敵を殺す、チーター」と説明されており、開発者やゲームマスターのみがアクセスできる即死能力とされています。どうやら、このDaijosaiこそが不正に関与したBlizzardの従業員だったようです。
Blizzardの厳正な対応
Blizzardは公式フォーラムで、「社内監視により、開発者専用の呪文へのアクセスを悪用し、ゲーム内で不当な利益を得た事例を確認した」と声明を発表しました。同社は、不正行為が単一の従業員によるもので、社内規定に違反していたことを認め、当該従業員は即座に解雇されたとのことです。また、この違反に加担したプレイヤーアカウントに対しても措置を講じるとしています。Blizzardは、開発ツールがライブサーバーでテストや緊急修正のために使用されることがあるものの、そのすべての利用はログに記録され、プラットフォームセキュリティチームによって監視されていると説明。今回の事件が「個人の行動に限定されたもの」であると強調し、ゲームの健全性を保護するためにコミュニティからの情報提供に感謝の意を表明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゲームタイトル | World of Warcraft |
| 発生コンテンツ | Mythic Plus(レベル23) |
| 不正行為 | 開発者専用即死スキル「Area Death (TEST)」の使用 |