『The Sims』『Dragon Age』『Battlefield』などEAの全IPがサウジアラビア政府系ファンドの手に!550億ドルで歴史的買収完了、今後のゲーム開発はどうなる?
2026年08月05日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
ついに、世界有数のゲームパブリッシャーであるEA(Electronic Arts)が、サウジアラビアの政府系ファンドであるPIF(Public Investment Fund)、Silver Lake、そしてJared Kushner氏のAffinity Partnersからなるコンソーシアムに買収されました。これによりEAは非上場企業となり、『The Sims』、『Battlefield』、『Mass Effect』、『Dragon Age』といった人気シリーズの権利は、このコンソーシアムが保有することになります。
歴史的買収の具体的な内容
今回の買収額は史上最大のレバレッジド・バイアウトとなり、総額は550億ドルに上ります。そのうち200億ドルは借入金で賄われています。PIFはこのコンソーシアム内でEAの超多数株を保有しており、実質的な支配権を握る形です。EAのCEOであるAndrew Wilson氏は、「この瞬間は、EAを世界をリードするインタラクティブエンターテイメント企業の一つにした、並外れた人々の創造性、野心、情熱を認識するものです」とコメントしています。
今後のEAと人気タイトルの行方
今回の買収に伴い、EAの投資家向け情報ページは閉鎖されました。これにより、四半期決算や戦略計画に関する情報などが公に共有されることはなくなり、業界で最も影響力のあるパブリッシャーの一つが、いわば「ブラックボックス」と化します。サウジアラビアのPIFは、エンターテイメントとスポーツ分野への投資を積極化しており、今回のEA買収もその一環とされています。しかし、人権問題で批判を受けているPIFが、エンターテイメントやスポーツ分野への投資を通じてイメージロンダリングを行っているのではないかという懸念の声も上がっています。買収後には、構造改革や人員削減が行われる可能性も指摘されており、『The Sims』のような既存シリーズの検閲や、『Dragon Age』のような収益性の低いシリーズの扱いについても懸念が広がっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 買収総額 | 550億ドル |
| 買収形態 | レバレッジド・バイアウト |
| 主要買収者 | サウジアラビアPIF |