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『マジック:ザ・ギャザリング』未発表デッキ「Odds and Ends」がリーク、高額カード「Esper Sentinel」収録で話題に

2026年08月20日 | #噂・リーク | Polygon

『マジック:ザ・ギャザリング』未発表デッキ「Odds and Ends」がリーク、高額カード「Esper Sentinel」収録で話題に

トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』の未発表製品「Secret Lair Commander Deck: Odds and Ends」の全カードリストがオンライン上に流出し、その内容が大きな注目を集めています。特に、高額な再録カード「Esper Sentinel」が含まれていることが判明し、その経済的価値の高さから話題を呼んでいます。

流出したデッキリストとその価値

「Odds and Ends」のリークは昨年後半から始まり、スペイン人アーティストRicardo Cavolo氏による特徴的なアートワークが確認されていました。そして今回、誤って未発売の製品を受け取った人物によって、全100枚のカードリストがRedditやMoxfield、Archidektといったデッキ構築サイトに投稿されました。このデッキに含まれるカードの既存版を合計した推定価値は、約250ドルから300ドルに上るとされています。

コマンダー「Yennett, Cryptic Sovereign」の能力

本作のコマンダーは「Yennett, Cryptic Sovereign」です。このカードは飛行、警戒、威嚇を持つ3/5のエスパーカラーのスフィンクスで、攻撃するたびにライブラリーの一番上のカードを公開します。そのカードのマナ総量が奇数であれば、マナ・コストを支払うことなくプレイでき、そうでなければ手札に加えることができます。

このカードのデザイナーであるGavin Verhey氏は2020年の記事で、その能力以外にもフレーバーテキストやアートの隠された詳細など、多くの奇妙な点があると述べています。特に「そうでなければ」という記述は、奇数カードを無料でプレイする選択肢をプレイヤーに与え、その選択をしない場合や偶数カードの場合にはドローできるという、珍しい挙動を示します。

奇数マナ戦略と高額カード

「Yennett」デッキの核となる戦略は、ライブラリーの一番上を操作し、高価な奇数マナのカードを無料でプレイすることです。本作には、Brainstorm、Ponder、Sensei’s Divining Topといったライブラリー操作カードに加え、Profane Transfusion、Ethersworn Sphinx、Void Winnowerといった9マナの派手なカードも収録されています。

特に「Void Winnower」は、9マナの11/9エルドラージであり、戦場に出ると対戦相手は偶数マナの呪文を唱えたり、偶数マナのクリーチャーでブロックしたりできなくなります。これにより、奇数マナ戦略を強力にサポートし、対戦相手の偶数マナ戦略を妨害します。

また、もう一つの特徴的なカードとして「Approach of the Second Sun」があります。このカードは、1度目に唱えるとライブラリーの7枚目に戻り、2度目に手札から唱えるとゲームに勝利するというものです。「Yennett」の能力で1度目を無料で唱え、その後再び手札から唱えることで勝利を目指す、スフィンクスらしいトリッキーな戦略を可能にします。

経済的価値の源泉「Esper Sentinel」

このデッキの真の金銭的価値は、「Esper Sentinel」にあります。この1マナの白のアーティファクトクリーチャーの非フォイル版は、現在約60ドルで取引されています。対戦相手がターンごとに最初のクリーチャーでない呪文を唱えるたびに、そのプレイヤーが「Esper Sentinel」のパワーに等しいマナを支払わない限り、カードを1枚引くことができます。これは、対戦相手に税金を課しながらカードを引くことができる非常に強力なカードであり、Modern Horizons 2とThe Listでしか印刷されていないため、入手が困難です。

次いで価値の高い再録カードは「Sensei’s Divining Top」で、既存版は約40ドルで取引されています。この1マナのアーティファクトは、ライブラリーのトップ3枚を見て並べ替えることができるため、「Yennett」の能力や「Approach of the Second Sun」の戦略と非常に相性が良いです。

その他にも「Void Winnower」(約20ドル)、「Yavimaya, Cradle of Growth」(約15ドル)、「Misleading Signpost」「Smuggler’s Share」「Venser’s Journal」「Aboleth Spawn」「Command Beacon」「Toxrill, the Corrosive」といった価値のあるカードが多数含まれており、その多くが約5ドルから10ドルの範囲で取引されています。

Wizards of the Coastは「Odds and Ends」をまだ公式に発表しておらず、このデッキリストも未確認の状態です。発売日や価格についても不明ですが、今後の公式発表が待たれます。