『マジック:ザ・ギャザリング』初のSecret Lairランダムブースターが9月2日発売
『マジック:ザ・ギャザリング』初のSecret Lairランダムブースターが9月2日発売
『マジック:ザ・ギャザリング』のSecret Lairシリーズで、初めて中身がランダムなブースターパックが登場します。MSCHFとのコラボ商品「Secret Lair x MSCHF: The Zeta Set」は、発売前の手作りプレイテストカードを再現した全121種類のカードで構成されます。
7枚入りのランダムブースターとして販売
各Zeta Boosterには、コモン3枚、アンコモン2枚、レアまたは神話レア1枚、レアリティを問わないワイルドカード1枚の計7枚が封入されます。Secret LairのChaos Vaultで、9月2日12時(米国東部時間)から販売され、購入できるのは1人あたり最大12パック、在庫がなくなり次第終了となります。
収録カードには、赤ちゃんの白鳥を描いたArcane Signet、義耳だけが登場するLlanowar Elves、ディスコボールをあしらったChrome Mox、硬貨の山を描くLand Taxなどが含まれます。ビジュアルはPhotocopy、Photocopy Negative、Color Bandingの3種類で、いずれもコピー機やプリンターの不具合を思わせる仕上がりです。
手作りのプレイテストカードを現代向けに再現
本作のデザインは、正式発売前のプレイテストで使われていたカードが着想源です。当時のカードは、雑誌や漫画、本、身近な物から画像を集め、普通の紙に印刷して手作業で切り出していました。
MSCHFは画像アーカイブやニューヨーク公共図書館のマイクロフィッシュを調査したほか、実物のスキャンやオリジナル写真も使用しています。初期カードに使われたマッチの画像をVandalblastに取り入れる一方、Arcane Signetの白鳥のひなは名称に合わせた駄洒落として採用されました。
Secret LairアートディレクターのJacob Covey氏は、今回の企画について「ブースターパックを開封する体験をSecret Lairでどう再現できるか、長いあいだ考えていた」と説明しています。MSCHFは2022年にもSecret Lair DropでWizardsと協業しており、同コレクティブのメンバーが普段から本作をドラフトで遊んでいたことも、再コラボにつながったとのことです。
実際に遊べるカードとして制作
見た目は粗いものの、収録カードは鑑賞用に限定された商品ではなく、実際のゲームで使用できます。Covey氏は、コレクターとプレイヤーを分けて考えるのではなく、「すべてのカードが遊ばれるもの」とする本作の文化を重視したとしています。
デザインの過程では、スキャナーの動作中に手を動かして画像を歪ませるなど、物理的な手法も使われました。また、初期プレイテスト用紙にあった過激な文言「You Are Fucked」の再現も検討されましたが、製品版では採用されず、Path to Exileに穏当な表現「YOU ARE EXILED」として取り入れられています。
Secret Lairでランダムブースター形式が今後も続くかは、今回の反応次第です。Covey氏は、パックを開封する体験が受け入れられるかを見たうえで、再び実施するか判断するとしています。