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『Warhammer 40,000』オーディオブック、AI学習への利用禁止をナレーターが読み上げ

2026年08月24日 | #ゲーム | IGN

『Warhammer 40,000』オーディオブック、AI学習への利用禁止をナレーターが読み上げ

オーディオブックの再生終了後、ナレーターがAIモデルの開発やテキストマイニングへの利用禁止を読み上げたことで注目を集めています。Games Workshopは以前からAIに反対する姿勢を示しており、今回の対応はその方針を作品の音声にまで広げた形です。

音声で読み上げられたAI利用禁止の警告

Robert Rath氏の小説 The Wicked and the Warpedのオーディオブック版では、ナレーターのRichard Reed氏が収録の最後に、Games Workshopによる著作権表示とAI関連の禁止事項を読み上げています。警告では、録音物をテキストマイニングやAIモデル・システムの開発、学習に利用・複製することを禁じています。

原文筆者が確認した範囲では、Black LibraryのナレーターがAI学習への利用禁止を音声で明示したのは今回が初めてとのことです。一方、2026年5月に発売されたDan Abnett氏のHiveのオーディオブック版には、同様の読み上げはなかったとしています。

Games Workshopは社内でのAI利用も禁止

Games WorkshopはBlack Libraryの公式サイトで、サイト内コンテンツを生成AIの学習に利用することを明確に禁止しています。法務関連のページにも、AIに関する詳細な警告を掲載しています。

同社は2026年1月、コンテンツ制作やデザイン工程でのAI利用を禁止しました。7月には、AI生成ではないかと疑われたマーケティング上のミスについて調査を実施し、社内規定が守られているかを確認したと説明しています。

Games WorkshopのCEOであるKevin Rountree氏は、同社が製品デザインや知的財産の制作にAIを使っていないと説明しています。その理由として、知的財産の完全性と所有権を守るためだとしています。

書籍がAI学習に使われる可能性と法的課題

Games Workshopが警告を掲げても、AI企業による書籍の学習利用を実際に防げるかは不透明です。AI企業側は、書籍を含む大量の著作物をモデル学習に使う行為について、フェアユースを主張してきました。Games Workshopが方針を実効性のあるものにするには、コンテンツが学習に使われたと判断したAI企業に対して、訴訟や法的措置を取る必要があると原文筆者は指摘しています。

2025年3月には、MetaがAI学習のために大量の書籍を海賊版として入手したとする調査報道があり、Black Libraryの作家たちの小説も海賊版データベースのLibGenに含まれていたとされています。また、AI生成とみられる表紙や本文を使った、無許諾のWarhammer 40,000関連書籍が複数の販売サイトで確認されているとのことです。

一方、Rountree氏は、第三者製ソフトウェアにAI機能が自動的に組み込まれるケースもあり、Games Workshopが自社以外の業務でAIを一切使っていないと断言するのは難しいと説明しています。同氏は、この問題を監視しながら付き合っていく必要があるとの認識を示しています。