『Total War: Warhammer 40K』はシリーズ最大級の挑戦へ、少数精鋭のスペースマリーンが1000体超のオルクと激突
2026年09月01日 | #ゲーム | GamesRadar+
『Total War: Warhammer 40K』の先行プレイで、Total Warシリーズがこれまでとは異なる戦場に踏み込みながら、位置取りと部隊運用を重視する基本は失っていないことが示されました。原文筆者が体験したチュートリアルでは、わずか35体のスペースマリーンが1000体を超えるオルクと交戦し、圧倒的な兵器性能と装甲システムによって勝利を収めています。一方で、数の差を覆せるからといって戦闘が簡単になるわけではなく、敵の装甲や部隊の役割を見極められなければ、精鋭部隊でも全滅に追い込まれるとのことです。
40Kの戦場でもTotal Warらしさを維持
原文筆者が最初に操作したのはスペースマリーンで、丘の高所や遮蔽物の後ろに各分隊を配置しました。突撃してくるオルクにボルトガンを撃ち込み、フラググレネードを投げ、接近を許した敵にはチェーンソードで応戦するという流れです。戦闘終了時の損失はスペースマリーン3体にとどまり、兵力差だけを見れば到底成立しないような戦いを制しました。
この導入部では、遠距離攻撃から近接戦闘へ移行する部隊の動き、遮蔽物を利用する重要性、そして装甲システムの基本が説明されます。強固な装甲を持つスペースマリーンは大量のオルクを相手にできますが、すべての敵に同じように強いわけではありません。原文筆者は、Total War: Warhammer 3を長時間プレイしていても、今回の40K向け戦闘にそのまま対応できるわけではないとしています。
陣営ごとの強みが戦術を大きく変える
本作では、各陣営が異なる長所と弱点を持つ非対称性が大きな柱になっています。オルクは圧倒的な物量で敵の精鋭を複数の戦闘にわたって消耗させる設計です。対してスペースマリーンは少数しか配備できず、補充も難しいものの、個々のユニットが高い戦闘力と柔軟性を備えています。さらに、軌道上からの増援や強力な火力支援を呼び出して戦況を変えられます。
開発者によれば、Aeldariはまるでチートを有効にしたような感覚になる陣営を目指しているとのことです。陣営ごとに性能や戦い方が大きく異なるため、同じ戦術をすべての勢力に適用することはできません。部隊のロードアウトもカスタマイズ可能で、ユニット単位の違いが従来以上に細かく表現されるとみられます。
装甲の相性と地形の利用が勝敗を左右
各ユニットの火力は、軽装甲・中装甲・重装甲に対して個別に評価されます。ボルトガンは軽装甲のオルクを容易に粉砕でき、Creative Assemblyの説明では、通常の人間ユニットであればボルト弾1発で倒せるほどの威力を持つとされています。しかし、重装甲の敵には同じ攻撃が有効とは限りません。
原文筆者は、オルクから中継ステーションを奪うキャンペーンの一場面で、爆撃や軌道レーザー攻撃まで投入しました。それでも敗北したのは、オルクの超重装甲ユニットに対して適切に対応できなかったためです。スペースマリーンで前線を維持し続けるのではなく、戦車に任せて部隊を後退させるべき場面で判断が遅れ、最終的にマリーンは1人残らず倒されました。
遮蔽物や高所を使えば有利になる一方、同じ場所にとどまり続けるのは危険です。オルクは密集した近接戦闘を得意とするため、少数のスペースマリーンを大群の前に立たせれば、個々の強さを発揮する前に1体ずつ削られていきます。敵の装甲に合わせて武器を選ぶことに加え、必要な場面では前線を下げ、戦場全体を使って敵の勢いをそらすことが求められます。
強力な兵器があっても戦闘は簡単にならない
Total War: Warhammer 3では、戦場の外から発動する能力が非常に強力で、戦略面の判断を弱めることがあると原文筆者は指摘しています。しかし本作では、爆撃や軌道攻撃のような支援能力を使っても、兵力差を完全に埋めることはできません。強力な兵器を持っているからこそ、どの敵に、どのタイミングで、どの部隊をぶつけるかが重要になります。
原文筆者は、ファンタジー作品の戦闘なら前線部隊を進ませるだけで切り抜けられる場面でも、本作では後退や迂回を選ばなければ大きな損害を受けると説明しています。単純に一度の判断で勝敗が決まる場面は減り、部隊の配置変更や攻撃対象の切り替えを継続的に考える必要があります。
戦場の支配権を確保し、敵軍を敗走させるというTotal Warの基本原則は変わりません。ただし、部隊ごとの装備、装甲への相性、陣営ごとの極端な個性が加わったことで、戦闘の細部はより複雑になっています。原文筆者は、久しぶりにTotal Warの戦闘で本格的な戦術的難しさを感じたとし、シリーズの新しい方向性でありながら、シリーズの核は保たれているとの印象を示しています。
今回の先行プレイではキャンペーンの一部と複数の戦闘が紹介されました。原文筆者は今後、キャンペーンの体験や開発者へのインタビューも公開する予定だとしています。少なくとも今回のプレイ内容からは、宇宙を舞台にしたことでTotal Warらしさが失われたのではなく、従来の戦術を装甲、火力、物量、軌道支援によって組み替えた作品になっていることがうかがえます。