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『Total War: Warhammer 40,000』はシリーズ初の本格的な銃撃戦で決定版を目指す

2026年08月29日 | #ゲーム | Eurogamer

『Total War: Warhammer 40,000』はシリーズ初の本格的な銃撃戦で決定版を目指す

『Total War: Warhammer 40,000』は、シリーズの大規模戦略とWarhammer 40,000の苛烈な銃撃戦を組み合わせた作品です。クリエイティブ・アセンブリーは本作を40k世界の「決定版」にしたいと考えており、約1時間の試遊を行った原文筆者は、その目標を実現できる可能性を感じたとしています。特に、遮蔽物と射線を軸にした戦闘は、従来のTotal Warとは異なるゲーム性を生み出しています。

銃撃戦を中心に再構築されたTotal War

本作は、戦火に覆われた銀河を舞台にしたグランドストラテジーゲームです。試遊では、チュートリアルキャンペーンの一部、メインキャンペーンの一部、そして最後に大規模な戦闘を体験できました。プレイできた範囲は限られていたものの、惑星をまたいで数百時間にわたる戦いを繰り広げる作品の方向性は確認できたとのことです。

シリーズ過去作にも遠距離攻撃を行う部隊は登場していましたが、銃撃戦そのものを戦闘の中心に据える本作では、戦場の仕組みが大きく変わっています。マップには破壊された建物や急造の防壁などが配置され、部隊をどの遮蔽物に置くか、敵との射線をどう管理するかが重要になります。単に射程の長い部隊を並べるだけではなく、遮蔽物を利用して被害を抑え、相手の防御陣地を崩す判断が求められます。

遮蔽物は大型ユニットによって破壊できます。試遊中には、遮蔽物の中に配置していたスペースマリーンが、突進してきたオルクのトラックによって陣地ごと押しつぶされ、防御位置から追い出される場面がありました。また、オルク・ストンパが建物をそのまま踏み抜いて進む描写も確認されています。原文筆者は、この遮蔽物を重視する戦い方が、かつてのリアルタイムストラテジー作品Dawn of Warに近いものだと説明しています。

40kらしさを生かした演出と戦場表現

ビジュアルとサウンドは、Warhammer 40,000の雰囲気を再現することに重点が置かれています。ボルターの発砲音や銃撃の勢い、戦場を歩くドレッドノートの重量感など、兵器やユニットが設定どおりの存在感を持つように描かれているとのことです。カメラを戦闘へ近づけると、原文筆者は「Warhammer 40,000の暗黒世界へのポータルを開いた」ように感じたとしています。

本作はクリエイティブ・アセンブリーにとって初めて18歳以上のレーティングとなる作品でもあり、ゴア表現も強く描かれています。オルクが銃撃線へ突入した際には、激しい流血を伴って倒れていく場面が確認されました。単にユニットを動かすだけでなく、接近して戦況を眺めること自体が、40kの戦場に入り込んだ感覚を演出する要素になっています。

テーブルトップゲームに由来する要素も、ゲームシステムへ取り入れられています。増援部隊は従来のTotal Warのように戦場の端から歩いて現れるのではなく、軌道上から降下するディープストライクによって指定地点へ投入されます。試遊では、ターミネーターを満載した降下ポッドが敵の後方へ落下し、そのまま部隊を排除していく展開がありました。退却寸前の部隊がバトルショック状態に入る仕組みも含め、原作の戦場を意識した設計が随所に見られるとしています。

惑星を巡るキャンペーンと管理要素

キャンペーンでは、恒星系に存在する1つの惑星の地表を移動できました。マップはいくつかの区画に分かれ、それぞれを異なる勢力が支配しています。基本的な構造は過去のTotal Warに近い一方、荒涼とした大地、スクラップの集落を覆う異星植物、軌道上を漂う宇宙ゴミなどによって、舞台は大きく異なります。プレイヤーの艦隊も惑星の上空に浮かび、スペースマリーンのバトル・バージを確認できたとのことです。

マップ上には、回収可能な状態で放置されたランドレイダーも存在しました。部隊をその区画へ移動させることで回収できる仕組みです。また、居住区をアップグレードすると、そこへ侵攻してくる敵軍に体力面のデバフを与えられました。こうした要素は、部隊同士の戦闘だけでなく、拠点の強化や惑星上の区画管理を進めるTotal Warらしい戦略要素として機能しています。

初心者への配慮と残された確認点

Total Warシリーズは、多数の部隊を同時に操作し、画面上に表示される大量のコマンドを理解する必要があるため、初めて遊ぶ人には難しく見えやすい作品です。本作もユニット、射線、遮蔽物、増援などの要素が多く、戦略ゲームに慣れていないプレイヤーが圧倒される可能性はあると原文筆者は指摘しています。

一方、試遊した専用チュートリアルキャンペーンでは、複雑な仕組みが段階的かつ明確に説明されました。原文筆者自身は熟練した指揮官ではないとしながらも、ゲームが複雑さへ少しずつ慣れさせてくれる構成になっていると評価しています。開発チームも、シリーズでもっとも遊び始めやすい作品を目指していると説明しており、現時点の体験はその方針に沿っているようです。

ただし、今回の試遊時間は約1時間に限られていました。実際のキャンペーンは1つの小さな地域ではなく複数の惑星へ広がり、長期間にわたって進行する想定です。そのため、勢力ごとの違いや長期的な管理の深さ、銃撃戦がキャンペーン全体でどのように機能するかは、まだ判断できません。それでも原文筆者は、今回の第一印象から、本作がWarhammer 40,000の大規模な戦術体験として非常に有望だとしています。