『ポケモンカードゲーム』盗難カードを取り戻すため購入者を装ったコレクター
盗まれた総額4,000ドル相当のポケモンカードを取り戻すため、カナダのコレクターが購入希望者を装う“おとり作戦”を実行しました。警察が十分に対応できないと伝えたことがきっかけでしたが、王立カナダ騎馬警察は自警行為の危険性を警告しています。
盗難後に同じ写真を使った出品を発見
カナダ・コキットラム在住のコレクター、Emilio Kihien氏は、自宅で高評価のポケモンカードを売却しようとした際、購入者から偽札を渡され、カードを奪われました。犯人を追跡して逃走車につかまったものの、路上に落下して打撲とひどい擦り傷を負ったとのことです。
Kihien氏が警察に相談したところ、盗品の回収にできることは少ないと伝えられたとしています。地元メディアCTV Newsに対し、同氏は警察官の1人から「自分なら犯人をおびき出そうとする」と言われたと説明しました。
数日後、友人が盗まれたカードのオンライン出品を発見しました。出品には、Kihien氏が元の売買広告で使っていた写真がそのまま流用されていたといいます。
モールで購入者を装い、容疑者を拘束
Kihien氏と友人たちは購入希望者を装い、8月13日にバーンビーのMetropolis at Metrotownで取引を設定しました。現場では、スマートグラスで一連の出来事を撮影しながら、容疑者たちの逃走を阻止し、警察が到着するまで引き留めたとのことです。
報道によれば、現場では成人1人と未成年者1人が拘束されました。盗まれたカードの大部分は無事でしたが、もみ合いの際にカードケース1個が割れています。
警察は自警行為の危険性を警告
王立カナダ騎馬警察のMike Kalanj巡査部長は、被害者が自ら犯人を捕まえようとする行為について、「自警行為は問題を引き起こすだけです。相手が武器を持っているかどうかは誰にも分かりません。被害者であっても、相手を傷つければ今度は自分が罪に問われる可能性があります」と警告しています。
回収されたカードには、2023年のPokémon Mew EN Special Illustration Rare EXカード3枚が含まれていました。Blastoise、Venusaur、CharizardのカードはいずれもPSA 10の評価を受けており、鑑定機関が欠点を確認できない最高評価のカードとされています。