『Chronicles: Medieval』は209地域を巡る大規模戦略ゲーム、早期アクセスは未完成状態で開始へ
中世ヨーロッパを舞台に、数百人規模の戦闘を指揮しながら自ら前線で戦える戦略ゲームが登場します。『Chronicles: Medieval』は209の地域を探索できる広大さと、RPG・アクション・ストラテジーを組み合わせた複雑なシステムが特徴です。一方で、デモではクラッシュも発生しており、来年の早期アクセス開始時点では未完成な部分が多く残る見込みです。
209地域を巡る中世ヨーロッパの軍事戦略
本作の舞台は百年戦争期で、イギリス、フランス、神聖ローマ帝国の3勢力から1つを選び、軍を率いて勢力を拡大していきます。探索マップでは各国の地域や支配者を確認でき、歴史に基づいた紋章も描かれています。
全体には209の地域が存在し、それぞれに少なくとも1つの посел settlementや攻略対象となる城が用意されています。道中には盗賊の野営地、雇用できる傭兵、交易の機会などの動的なポイントが出現するほか、敵軍が移動して自軍に攻撃を仕掛けてくることもあります。
兵種の質と隊列が勝敗を左右
戦闘では、部隊を上空視点から個別に操作し、騎兵を側面や背後に回り込ませたり、歩兵に騎兵対策の「spearwall」陣形を組ませたりできます。部隊を広く展開すれば広い範囲をカバーできますが、隊列が薄くなり、突撃に弱くなるため、敵の動きに応じた配置が必要です。戦闘開始後もリアルタイムで追加指示を出せますが、事前に個別の命令を受けていない部隊だけがその指示に従います。
兵士はHousehold、Mercenary、Leviesの3種類に分けられます。貴族出身で装備と練度に優れるHouseholdは高価で訓練にも時間がかかる一方、戦闘力に優れています。Mercenaryは雇用できる職業戦士で中程度の性能、Leviesは徴募兵で、装備が乏しく農具のような武器を持つ場合もあります。
戦闘への適応力を決める重要なステータスが「cohesion」です。数値が高いHouseholdは密集した隊列を維持し、適切な装備があれば騎兵の突撃にも耐えやすくなります。対してLeviesは隊列が崩れやすく、突撃で分断されやすい部隊として描かれています。
指揮官自身が三人称視点で戦場へ
本作では、軍を俯瞰して指揮するだけでなく、指揮官を操作して戦場に参加できます。騎乗時は戦場を素早く移動しながら比較的安全な距離から敵を攻撃でき、部隊への追加命令も出しやすくなります。徒歩では特定の敵を直接攻撃しやすく、味方を苦しめている相手を狙って排除できます。
原文筆者が体験したデモでは、ブルゴーニュの丘陵地帯で神聖ローマ帝国軍とフランス軍が同規模で衝突しました。個々の兵士を確認し、装備や戦闘力まで評価できるほど細部が作り込まれていた一方、デモは途中でクラッシュして終了したとのことです。
Raw Power Gamesにとって本作は初のプロジェクトで、同スタジオ自身もまだ完成には遠い状態だと説明しています。早期アクセスでは大規模な構想に見合う魅力がある反面、深刻な不具合や荒削りな部分を受け入れる必要がありそうです。