『GTA 6』は現実志向を強め、従来の遊びやすさを大きく変える可能性
2026年08月28日 | #ゲーム | Eurogamer
『GTA 6』は、シリーズの持ち味だった手軽な犯罪アクションから大きく方向転換し、気まずさすら覚えるほどの現実志向を目指しているようです。警察からの逃走や車の窃盗、人間関係、キャラクターの健康まで、これまで以上に多くの要素がプレイヤーの行動に結び付くとみられています。成功が約束された規模の作品だからこそ、あえて大きなリスクを取る姿勢が注目されています。
犯罪行為にこれまで以上の consequences
公開されている情報によると、手配度システムは単に高速で走って警察の捜索範囲から逃げれば済む仕組みではなくなるようです。髪型や服装、乗っている車、一緒に行動している相手を変えたり、車を捨てて路地裏に逃げ込んだりする必要が生じる可能性があります。Rockstar Northの共同スタジオ責任者はIGNに対し、徒歩で逃げて身を隠す場面もあり得ると説明したとのことです。
さらに、「Criminal Profile」と呼ばれるシステムが、プレイヤーの善悪を含む行動を記録し、周囲の人々の反応やその後の展開に影響するとみられています。無関係な車を大量に爆破しても何の結果も残らない、という従来型の遊び方は成立しにくくなりそうです。
人間関係や健康も行動に影響
本作では、パートナーとの関係も細かな行動によって変化します。ドアを開けて待つといった振る舞いまで関係性に影響し、その結果としてストーリーの進み方が変わるとされています。2人で犯罪を行うか、別々に行動するかも関係に関わるようです。
食事の量や内容、ジムに通うかどうか、安全な拠点でスムージーを飲むかビールを飲むかといった選択は、キャラクターの外見やステータスに影響するとみられています。具体的なステータスの内容はまだ明らかになっていませんが、San Andreasにあった要素をさらに拡張した仕組みになるとのことです。
車の窃盗と運転にも制約を追加
高級車は序盤から自由に盗めるわけではなく、車載のセキュリティを解除するスキルが必要になるようです。運転手が乗っている車を従来どおり奪う方法は残される一方、盗難車にはGPSトラッカーが搭載され、位置情報から逃れるためにより速く走らなければならない場合もあるとされています。
道路は現実のマイアミやフロリダ州を意識して、より狭く密集した構造になるため、高速運転は難しくなる見通しです。Rockstar Northの共同スタジオ責任者Rob Nelson氏も、運転は本作で「より難しくなる」と説明したとのことです。トランク内の収納システムや、車両への給油が必要になる可能性を示す情報もあり、背中から突然ミニガンを取り出すような従来の手軽さは失われるかもしれません。
大胆な方向転換は成功するのか
原文筆者は、こうした現実志向がシリーズの遊びやすさを損なう危険を認めています。警察から逃げるために車ではなくゴミ箱や裏庭を走り抜けること、車を盗む前に毎回状態を確認すること、パートナーの世話や自身の健康管理まで求められることが、楽しい体験になるかは不透明です。特にRed Dead Redemption 2のような操作性になる可能性にも懸念を示しています。
一方で、原文筆者はRockstarがこの挑戦を選んだことを肯定的に受け止めています。莫大な予算と長い開発期間を持ち、成功がほぼ確実視される立場のスタジオが、単に大規模で美しいマップを作るだけでなく、実現が難しい仕組みに踏み込むこと自体に意義があるとの見方です。Elden RingやBaldur's Gate 3、Animal Crossing: New Horizonsのように、深いシステムや失敗を伴う作品が幅広い層に受け入れられた例を挙げ、「難しさや気まずさも売り物になり得る」と論じています。
それでも給油を楽しい行為にすることや、車での逃走よりも徒歩での逃走を選ばせることは簡単ではありません。現時点でRockstarがこれらを成功させられるかは分かりませんが、原文筆者は、これほど挑戦する義務を負うスタジオはほかにないと評価しています。