『GTA 6』の熱狂でPS5 Proの価格が高騰
2026年09月01日 | #ゲーム #発売 | Polygon
13年にわたって待たれてきた『GTA 6』の26分に及ぶ最新映像が公開され、その熱狂がゲームソフトだけでなく、対応ハードの市場価格にも波及しています。映像がPS5で撮影されたことや、PS5 Pro向けの強化が確認されていることから、米国ではPS5 Proが通常価格で入手しにくくなり、第三者販売業者による高額出品が相次いでいます。
最新映像がPS5 Pro需要を刺激
今回の映像では、主人公のJasonとLuciaが舞台となるVice Cityで行動する様子が紹介されました。破壊可能な環境、細かく描かれたキャラクターのアニメーション、動的な反射表現、広大な地域を動き回る野生動物などが映し出され、グラフィック面での進化も注目されています。
映像はPS5の実機上で撮影されたものとされています。さらにRockstar Gamesは、本作がPS5 Pro向けの強化に対応すると明らかにしていますが、具体的にどの機能や画質面が強化されるのかはまだ説明していません。現時点で利用できる最も高性能なPlayStation機で本作を遊びたいという需要が、PS5 Proへの関心を押し上げた形です。
米国では第三者出品が通常価格を大きく上回る
最新映像の公開後、米国の大手小売店ではPS5 Proの在庫切れが目立つようになりました。WalmartやBest Buyでは、TechPowerUpが確認した第三者販売の出品価格が通常のソニー希望価格を大きく上回る水準まで上昇しています。記事内では具体的な価格の一部が欠落しているため正確な金額は示されていませんが、通常価格で購入できる商品が減り、需要の急増に乗じた販売が広がっている状況です。
つまり、最新映像を見てJasonとLuciaの冒険をより高性能な環境で体験したいと考えても、現在は本体そのものを割高な価格で買わなければならない可能性があります。今回の高騰は、少なくとも現時点では本作への期待による供給と需要の変化が主な要因とみられています。
ゲーム機の価格上昇には別の懸念も
今後、ゲーム機の価格がさらに上がる可能性を示す材料もあります。トランプ政権は、半導体や半導体を使用する製品を対象とした新たな関税を検討しており、ゲーム機も対象に含まれる可能性があります。実施されれば、メーカーや販売業者が負担増を消費者へ転嫁することも考えられますが、現時点では検討段階です。
PS5はすでに発売時より価格が上がっており、他社のゲーム機でも大幅な値上げが起きています。そのため、今回のPS5 Proの高額出品は本作の需要に起因する一時的な現象だとしても、ゲーム機全体の価格が今後も上昇する可能性が懸念されています。
デジタルゲームの所有権を巡る訴訟も進行
ソニーは、デジタル中心へ移行する販売方針を巡って、米カリフォルニア州で集団訴訟にも直面しています。原告側は、消費者がゲームを購入して所有すると思わされている一方、ソニーの規約では実際にはソフトを利用するためのライセンスを取得しているにすぎないと主張しています。
PlayStationの規約には、ソフトウェアについて「販売されたものではなく、利用許諾されたもの」とする趣旨の記載があり、仮想コンテンツも所有ではなくライセンスの対象とされています。これに対しソニー側は、合理的な消費者であれば購入とライセンスの違いを理解しているはずだと主張しているとのことです。
本作はPlayStation 5およびXbox Series X向けに、11月19日の発売が予定されています。