『GTA 6』はシリーズ最大級の流血表現と切断描写を導入
『GTA 6』では、シリーズでこれまで以上に生々しい暴力表現が描かれるようです。Netflixで8月27日に公開されたExtended Lookでは、顔面にショットガンの散弾を受けた人物の肉片が飛び散る場面や、女性主人公ルシアが壁に頭を打ちつけられる場面が映し出されました。グラフィックの進化だけでなく、敵を殺さずに切り抜ける選択肢も増えており、本作の暴力表現は過激さと現実味の両面で従来作から大きく変化しています。
映像で描かれた過激な暴力
公開映像の序盤では、もう1人の主人公ジェイソンが銃撃戦を繰り広げます。その最中、ゲーム画面がスローモーションになって敵の顔面への射撃を捉え、ショットガンの散弾によって顔の肉が削ぎ取られる様子まで確認できます。単に敵が倒れるだけではなく、攻撃が身体にどのような損傷を与えたのかを、カメラがはっきり見せる演出です。
別の場面では、大柄な男がルシアを壁に叩きつけ、頭部がぶつかった壁に血が飛び散ります。ルシアが這って逃げようとするものの押さえつけられ、最終的にはハイヒールのかかとを男の目に突き刺して反撃します。ルシアは「ヒールを履くのも同じくらい痛い」と言い、場面自体は冗談めかして処理されますが、高精細な映像によって暴力の生々しさは強く印象に残るものになっています。
切断表現も登場する可能性
本作では環境破壊の強化も加わり、銃撃や衝突による危険がより直接的に感じられるようです。プレビュー情報では、ある人物がNPCの頭部を撃ち飛ばしたというゲームプレイの説明もあり、これまでのシリーズにはなかった人体の切断表現が導入されるとみられています。過去の流出映像でも同様の描写が確認されたとされ、単なる一場面だけではなく、ゲームシステムの一部になる可能性があります。
原文筆者は、警察に追われる混乱した場面で、登場人物の身体が投げ出される様子を見ただけでも、通常とは異なる恐怖を感じさせる演出だったと紹介しています。その場面は特に血まみれだったわけでも、極端に残酷だったわけでもありません。それでも身体の動きや衝突の表現が現実的になったことで、従来作よりも「人が傷ついている」感覚が強く伝わるようです。
殺さずに解決する選択肢も拡大
一方で、暴力を一方的に増やすだけの変更ではありません。NPCの反応はより複雑になり、プレイヤーが話しかけただけで敵対するとは限らなくなります。会話による対応や、相手を見逃す選択肢も増えるとされています。
さらに、銃撃戦では標的に命中させない制圧射撃も選べるようです。これは敵の動きを抑えるために意図的に外して撃つもので、問題を解決するたびにNPCを殺す必要がないようにする仕組みです。従来のシリーズでも殺傷行為は基本的にプレイヤーが選ぶものでしたが、本作ではその選択肢をより明確に提示する設計になっています。
暴力表現が生む本作独自の印象
グランド・セフト・オートシリーズは以前から暴力的な作品として知られ、過去作ではプレイヤーが大量殺人を行えるほか、Grand Theft Auto 5にはCIAエージェントを拷問する場面もありました。ただし、過去作のNPCは現実の人間というより、倒す対象として受け止められがちでした。
本作では、グラフィックの向上、女性主人公ルシアの存在、切断表現の追加が重なり、同じシリーズでも暴力の手触りが異なります。リアルになったNPCを殺すことにプレイヤーが罪悪感を抱くのかという点について、切断描写を紹介したYouTuberがロックスター・ゲームスの開発者に質問したとも伝えられています。過激な描写を強めながら、殺さずに済む手段も用意するという両面性が、本作の暴力表現をめぐる大きな注目点になっています。