『GTA 6』は長期開発を見据え時代に左右されにくい風刺を重視
長期開発の作品である本作は、政治的な争点や流行中のミームをそのまま風刺すると、発売時には古く見える可能性があります。Rockstar Northの共同スタジオ責任者Rob Nelson氏は、時代を超えて通用する題材を慎重に選んでいると説明しました。
古びにくい風刺を目指す
Nelson氏はIGNの取材で、現代における風刺の扱いについて、特定の政治問題やミームは短期間で陳腐化する一方、人間の行動に根ざしたより普遍的なテーマは風刺しやすいと説明しています。毎週や毎月新作を届けるテレビ番組とは異なり、長い開発期間を経て発売される作品だからこそ、題材だけでなくキャラクターの話し方にも配慮し、極端に現代的なスラングを避けているとのことです。
ジェイソンとルシアの関係性を支える背景
2人の主人公には、明示的に語られるものからほのめかされるものまで、豊かな過去が用意されています。一方で、プレイヤーが解釈できる余地も意図的に残しており、キャラクターとのつながりを生み出す設計だとNelson氏は語っています。
犯罪や暴力に関わる人物への共感を成立させるには、現実味のある会話や、信じられる背景設定が重要になります。Nelson氏は、物語の中心となる2人の関係を受け入れてもらうためにも、プレイヤーが何らかの形で彼らに接続できることが重要だとしています。
まず世界を作り、そこから風刺と物語を組み立てる
Rockstarは、風刺の方向性やキャラクターを最初に決めるのではなく、まず舞台となる世界を考える方針です。本作ではVice CityとLeonidaを起点に、現地の人々や場所、プレイヤーに体験してほしい出来事を検討し、その世界を案内するキャラクターを組み立てていくとのことです。
さらに、過去作から改善したい要素として選択肢を挙げ、物語上の自分とオープンワールド内での自分をできるだけ結び付け、ひとつの体験として感じられることを目指しています。