『Grand Theft Auto 6』マイアミをVice City化する宣伝案を市当局が提案
『Grand Theft Auto 6』のプロモーションをめぐり、マイアミ・デイド郡がマイアミの街を作中のVice Cityのように演出する案をRockstar Gamesに提示していたことが分かりました。空港や公共交通機関を使った大規模な展開が検討されていますが、現時点で正式決定した計画はありません。
空港や街全体を使ったプロモーション案
マイアミ国際空港の一部をVice Cityの「ウェルカム」エリアにし、専用サインや限定デザインの荷物タグ、テーマ仕様のカート、フォトスポットを設置する案が示されています。ゲームのイメージカラーである紫色にラッピングした航空機の展示も候補に含まれていました。
ビーチや公園、港では、DJイベントやフード、特殊車両、ドローンショー、壁画などを展開する案もあります。さらに、バスや鉄道、駅をVice City仕様のブランドで装飾するほか、マンホールのふたや公共設備ボックスまでデザインを変更する構想が挙げられました。
市当局が提出した提案で正式決定はなし
この提案書はRockstar Gamesから持ちかけたものではなく、マイアミ・デイド郡側が作成して提出したものだと報じられています。報道当初はRockstar Gamesが市に提案したとされていましたが、その後、郡がプレゼンテーション資料を提出した形だったと内容が修正されました。
マイアミ・デイド郡のDaniella Levine Cava郡長の広報担当者Carlos Suarez氏は、Rockstar Gamesと協議していることを認めつつ、「正式に合意・承認されたものはなく、どの案も適切な審査と承認の手続きを経る必要があります」と説明しています。そのうえで、本作がマイアミ・デイド郡から大きな影響を受けていることを踏まえ、郡の収益創出と地域の大規模な発信につながる機会になる可能性があるとしています。
地域振興につながる案も
提案には広告演出だけでなく、バス停の増設や公園の改善など、長期的にマイアミの利便性を高める施策も含まれていました。ダウンタウンの図書館に音楽やポッドキャストを制作できる録音・編集機材を備えた「ラジオラボ」を設置する案もあります。
Rockstar Gamesがマイアミを活用した大規模な宣伝を行う可能性はあるものの、提案されたすべての施策は費用面などから実現しないと原文筆者は見ています。今後の宣伝展開では、Netflixで本作の拡大映像が公開される予定で、Rockstar Gamesによる発表に注目が集まっています。