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『Mega Man: Dual Override』はシリーズ本編作として新規プレイヤーにも挑みやすい構成に

2026年08月29日 | #ゲーム紹介 | Game Informer

『Mega Man: Dual Override』はシリーズ本編作として新規プレイヤーにも挑みやすい構成に

『Mega Man: Dual Override』は、シリーズ初のナンバリングなしタイトルでありながら、外伝ではなく本編に位置づけられる作品です。Gamescomで試遊した原文筆者は、短めのステージを複数のボス戦で区切る構成と、難しさを保ったまま一時的な火力を得られる新能力「Dual Override」を体験しました。カプコンは、過去作を知らないプレイヤーにも入りやすい作品を目指しつつ、40周年を記念する要素として歴代シリーズとのつながりも盛り込んでいます。

ナンバリングを外した本編作として展開

プロデューサーのHiroyuki Minamitani氏は、本作が「Mega Man」シリーズの本編作品であると説明しています。シリーズ作品でありながらタイトルに数字を付けなかった理由の1つは、長年の歴史が新規プレイヤーの心理的な壁にならないようにするためです。

シリーズプロデューサーのShingo Izumi氏によると、Super Smash Bros. UltimateやFortniteをきっかけにキャラクターを知った人、さらには最近公開されたPragmataのスキンなどでMega Manに触れた人が、新作を遊ぶ可能性も見込んでいるとのことです。Minamitani氏は、ナンバリングが増えるほど過去作を遊んでいない人が抵抗を感じる場合があるため、より入りやすいタイトルにしたかったとしています。副題を組み合わせた名称には、シリーズ外からキャラクターを知った人にも本作を試してほしいという意図があるようです。

ストーリーも、過去作を未プレイの人が参加しやすい形になります。Minamitani氏は、本作の物語について、シリーズ全体の設定に収まりながらも単独で成立する内容で、作品間の時系列を追わなくても楽しめると説明しています。一方で、シリーズ40周年を祝う作品として、歴代タイトルへの言及や過去作を知るファン向けの要素は多数盛り込まれるとのことです。

ステージを細かく区切り、ボス戦の達成感を増加

試遊では、Twinkle Girlとの最終対決に至るまでの3ステージをプレイできました。各ステージにはボスが配置されており、従来の作品のように1つのロボットマスターステージを最後まで進んでからボスに挑むのではなく、エリアごとに攻略と達成感を積み重ねていく構成になっています。今回体験したステージはいずれも従来のMega Manシリーズのステージより短めでしたが、敵の攻撃パターンを見極める場面や、戦闘を通じた判断はしっかり用意されていました。

ディレクターのShinya Ikuta氏は、従来作ではステージの終盤に近づくほど難度が上がり、最後にボスを倒したときに大きな達成感を得る設計だったと説明しています。本作ではその感覚を特定のエリアごとに分け、1つのロボットマスターステージの中で複数回味わえるようにしたとのことです。

この構成は、シリーズに新しいボスを追加する余地だけでなく、過去のボスを再登場させる機会にもつながります。試遊時の2番目のステージにはAstro Man Rが登場し、戦闘前にはMega Man自身が「彼のコピーを作った」とコメントします。Astro ManはMega Man 8に登場したボスであり、こうした再登場キャラクターも40周年記念の要素として盛り込まれています。Ikuta氏は、新規ボスだけでなく歴代ボスを含めることも、記念作品として検討している要素の1つだとしています。

Twinkle Girl戦とDual Overrideの使用感

原文筆者が試遊したボスの中で最も苦戦したのはTwinkle Girlでした。彼女は派手なパフォーマンスを見せながら、主力攻撃として爆発する花火を放ちます。さらに、画面内を頻繁に移動したりダッシュしたりするため、飛んでくる攻撃だけでなく本人の移動にも対応しなければなりません。攻撃のパターンを把握し、回避のタイミングを見極めることが重要になるボスとして描かれています。

本作のタイトルにもなっているDual Overrideは、専用ゲージを蓄積して発動する限定的な追加火力です。試遊では、体力が一定以下になったときに自動で発動する設定を選べました。原文筆者は、この設定によって「最後にもう一度だけ攻撃する」という感覚を得られたとしながらも、能力だけで戦闘が簡単になりすぎるわけではないと評価しています。

Dual Override中はブラスターの弾が強化され、十分にチャージすればさらに強力な一撃も放てます。しかし、発動時点では体力が少ないため、火力が上がっても防御的な立ち回りは必要です。強化状態に頼って正面から攻撃を続けられる仕組みではなく、限られた時間や状況で反撃の機会を作る能力として機能します。

発動時には派手なカットシーンが入りますが、これはスキップ可能です。原文筆者はDual Overrideを好意的に受け止め、ゲージが使える状態になれば基本的に発動したくなる能力だとしています。自動発動を選べる一方で、能力を使っても低い体力というリスクは残るため、シリーズ本来の緊張感を大きく損なわない設計になっています。

Mega Man Xの今後にも言及

原文筆者は本作の試遊後、残りのステージや新たなボスへの期待を示しています。ただし、筆者が特に思い入れを持つMega Man Xシリーズについては、最後の本編新作が2004年のX8であることにも触れています。シリーズが40周年を迎える一方で、Mega Man Xの新作が長く登場していない状況への複雑な思いも示されました。

Izumi氏は、新たなMega Man X作品を開発中だと明かしたわけではありません。そのうえで、Xシリーズを今後検討する可能性について問われると、Mega Manブランドにおける重要なシリーズであり、価値を高く評価していると回答しました。機会があれば、いつでも新作を検討したいとしています。現時点で具体的な計画や予告が示されたわけではないものの、本編シリーズの新作だけでなく、Xシリーズの将来にも関心が寄せられています。