『Grand Theft Auto 6』ジェイソンとルシアのアパートは実在した建物がモデルか
『Grand Theft Auto 6』に登場するジェイソンとルシアのアパートについて、実在するマイアミの建物がモデルになっているのではないかとファンの間で注目を集めています。発見された場所はすでに取り壊されており、現地を訪れてゲーム内の風景と見比べることはできません。しかし、Google Mapsの過去の記録や不動産情報をたどると、外観だけでなく室内にも共通点があるとみられています。
ファンがGoogle Mapsでモデル候補を特定
きっかけを作ったのは、Instagramユーザーのprettyboycuhです。ゲームの拡張映像で確認できた、背の高い青緑色の建物を手がかりに、Google Mapsを使って現実のマイアミにある建物を探しました。周辺の建物や道路の配置を照合した結果、ジェイソンとルシアが暮らすアパートの位置に該当する場所を見つけたとしています。
現在のストリートビューで同じ方向を確認すると、アパートがあるはずの場所には草地しか表示されませんでした。そこでprettyboycuhは、Google Mapsの撮影時期を変更して過去の映像を確認しました。2026年3月の記録から2013年4月の記録へ切り替えると、そこには建物が残っており、ゲーム内のアパートとよく似た外観を確認できたとのことです。
候補となったのは、かつてBelmar Condominiumとして知られていた建物です。Rockstar Gamesは、この物件がゲーム内のアパートのモデルになったとは公式に認めていません。ただし、建物の色やフェンス、周囲の建物の配置が一致しているほか、拡張映像でジェイソンが車を出す駐車場まで確認できるため、単なる偶然とは考えにくいとファンは見ています。
建物は再塗装を経て取り壊しに
IGNもprettyboycuhの発見を追跡し、Google Mapsの記録を確認したとしています。建物は2017年ごろまで残っていましたが、その後、サーモン色だった外壁が濃いグレー系に塗り替えられました。Google Maps上では2022年まで姿を確認できるものの、2024年の記録では建物そのものが消えています。
prettyboycuhはさらに、South Florida Business Journalの報道にも行き着きました。それによると、Belmar Condoは2022年に売却され、1973年に建てられた建物だったとのことです。売却後のある時期に解体されたため、現在は現地へ行っても、ゲーム内で見覚えのある建物を確認することはできません。
一方、Google Mapsでは過去の航空写真やストリートビューを通じて、かつての場所を引き続き確認できます。『Grand Theft Auto 6』の舞台となるバイスシティには、現実の南フロリダを思わせる風景が多数登場すると考えられていますが、今回の調査は、ファンが映像中のわずかな背景から現実の場所まで特定できることを示す例になりました。
室内の構造にも共通点か
調査で見つかったのは建物の外観だけではありません。prettyboycuhは、アーカイブされたZillowの物件情報も確認し、開発側がアパートの内部まで詳しく参考にした可能性を指摘しています。
拡張映像では、ジェイソンが冷蔵庫から飲み物を取り出したり、テレビを見たり、ルシアの前で服装を披露したりする場面が描かれています。ファンの比較によれば、映像に映る冷蔵庫やリビングの配置、窓や室内の雰囲気は、過去の物件写真から確認できる実在の部屋とかなり近いようです。Rockstar Gamesが外観だけを借りたのか、間取りや内装の要素まで取り入れたのかは明らかになっていませんが、モデル候補をめぐる考察をさらに広げる材料になっています。
約27分の映像が新たな考察を呼ぶ
今回の発見は、約27分に及ぶゲームプレイ映像が公開された直後に広がりました。映像ではジェイソンとルシアの生活空間や関係性をうかがえる場面も多く、背景に映る建物や小物まで調べる動きが活発になっています。発売前の段階で、ファンが現実の地図、過去のストリートビュー、不動産資料を組み合わせてロケーションを追跡している点も注目されます。
これまでにも、ファンが作品の手がかりを求めて星の配置などを調べたものの、結果的に誤った推測だった例がありました。今回のアパートについても公式確認はなく、Belmar Condominiumが本当にモデルだったと断定することはできません。それでも外観、周辺環境、駐車場、さらに室内の類似点が重なっているため、発売までの間も検証が続くとみられます。
本作は2026年11月19日にPS5とXbox Series X/S向けに発売される予定です。今回のように、短い映像に登場する背景や生活空間から新たな情報を探し出すファンの動きは、今後公開される映像でも続いていきそうです。