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『Call of Duty』のシャドウバンは永久BANを避けるため Activisionが運用理由を説明

2026年09月11日 | #その他 | IGN

『Call of Duty』のシャドウバンは永久BANを避けるため Activisionが運用理由を説明

不正行為の疑いがあるプレイヤーを、なぜすぐ永久BANにせず、限定的なマッチング環境へ隔離するのか。Activisionのゲームセキュリティ責任者David Andrews氏が、対チートシステム「Ricochet」におけるシャドウバンの目的を説明しました。誤検知による取り返しのつかない処分を避けながら、調査と再判定の時間を確保するための措置だとしています。

シャドウバンは調査中の一時的な隔離措置

IGNのインタビューでAndrews氏は、疑わしいアカウントを「限定マッチメイキング」に移し、通常のプレイヤー集団から切り離す場合があると説明しました。これは、その時点で不正行為を断定して永久BANするのではなく、追加の確認や関連データの収集を進めるための仕組みです。

同氏によると、アカウントの挙動を単一の検知結果だけで判断せず、全体的な状況を見ながら、本当に不正があったのかを確認します。調査の結果、誤警告だったと判断されれば、通常のプレイヤー環境へ戻すことも可能です。Andrews氏は、限定マッチメイキングについて、疑わしいアカウントを迅速に隔離しつつ、プレイヤーのアカウントに永久的で不可逆な影響を与えないための「つなぎ」の措置だとしています。

不正行為者の更生も選択肢に

Activisionは、シャドウバンを単なる処罰としてではなく、プレイヤーが行動を改める機会として利用する場合もあるとのことです。限定マッチメイキング中に問題の行為を止めれば、通常のプレイへ戻れる可能性を示し、再びプレイヤー全体の環境に参加できるようにする運用です。

ただし、すべてのケースで同じ対応を取るわけではありません。Andrews氏は、チートの種類や集団ごとに、プレイヤーを更生させられるのか、検知結果に十分な確信があるのか、さらなる調査が必要なのかを評価し、適切な執行手段を選ぶと説明しています。Activisionが用意している対応には、限定マッチメイキングのほか、ランクプレイの利用停止、リモートプレイの禁止、一時的または永久的なアカウント停止、ハードウェアBANなどがあります。

Ricochetを巡っては誤BANも発生

本作では以前からチート対策の正確性や運用を巡る議論が続いています。対チートシステムは誤検知によって無関係のプレイヤーをBANすることがあり、Secure Bootのような起動要件がプレイの障害になる場合もあります。正規プレイヤーが通常のマッチに参加できず、理由が分かりにくいまま限定マッチメイキングへ送られるケースも、問題の一つとされてきました。

Call of Duty: Modern Warfare 4のベータテストでは、Ricochetの実装が試されましたが、元プロ選手が誤ってBANされる事例も発生しました。Call of Dutyのコミュニケーションチームはこの処分が誤りだったと確認し、問題を修正したとのことです。チートが特に問題視されている無料バトルロイヤルのWarzoneを含め、Activisionは対策に多くの時間と資金を投入しており、チート制作者を相手取った訴訟にも取り組んでいます。一方で、ゲーム業界全体が不正行為とのいたちごっこに直面している状況は変わっていません。