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『Physint』、ソニーが開発中止してXboxが引き継いだと報道

2026年09月11日 | #噂・リーク | GamesRadar+

『Physint』、ソニーが開発中止してXboxが引き継いだと報道

小島秀夫氏が手がけるスパイアクションゲーム『Physint』について、ソニーとPlayStationが開発を打ち切り、MicrosoftとXboxがプロジェクトを引き継いだと報じられました。背景には、開発の遅れや予算超過だけでなく、近年の小島氏とPlayStationの関係を支えてきた幹部の退社もあったとされています。本作は発表から時間が経過しているものの、完成までにはなお数年を要する見通しだったとのことです。

開発遅延と予算超過が中止の主因に

Bloombergは、プロジェクト関係者から得た情報として、本作が複数の開発上の締め切りを守れず、今後も作業に数年かかる状況にあると報じています。予算は当初の計画を大きく上回る見込みで、関係者は「大幅に予算超過する」可能性を指摘しているとのことです。

ソニーでは、ライブサービスゲームの開発中止が相次ぎ、PS5の発売スケジュールに空白が生じたほか、スタジオ全体が開発負担を抱えた事例もありました。Bloombergによれば、こうした問題を受けて、ソニーは開発の節目ごとの確認を厳格化しています。財務面への警戒が強まるなか、長期化と予算超過が見込まれる本作は、承認を維持するのが難しい状況になっていたとみられます。

Death Strandingの販売実績と独占契約も影響

ソニーが小島氏との関係を見直す理由として、Death StrandingとDeath Stranding 2の販売実績も挙げられています。両作はソニーが設定した販売目標に届かなかったと報じられており、PlayStation側が期待した成果を得られなかった可能性があります。

さらに、両作はいずれも後にPC向けに展開されました。ソニーがコンソール独占を重視する方向へ再び傾いているとされるなか、同様の期間限定独占契約を本作と結ぶメリットは以前より小さくなったとBloombergは伝えています。PlayStation向けの大型タイトルとして本作を抱え続けるには、販売面と契約面の両方で不確実性があったようです。

小島氏とPlayStationをつないだ幹部が相次いで退社

PlayStationで小島氏と近い関係にあった幹部の退社も、判断に影響したとみられています。2015年に小島プロダクションとのPlayStation独占契約を最初に発表したAndrew House氏は、契約締結から間もない2017年にPlayStationを離れました。Bloombergは、House氏を含む関係者が残っていれば、小島氏のゲームを巡る協議や契約条件は異なり、本作が承認され続けた可能性もあるとしています。

本作は2024年のPlayStation State of Playで発表されましたが、関係を支えていた幹部がいなくなったことで、過去の合意を継続するための社内基盤も弱まっていたと考えられます。原文筆者は今回の判断を、Marvel's Wolverineの不振と並べ、ソニーが小島氏の次のMetal Gear後継作を手放したことを批判的に捉えています。

Xboxが新たなパートナーとして参加

小島氏は今回の分離が明らかになった際、PlayStation Studiosから突然プロジェクトをキャンセルすると通知されたと説明しています。その後、小島プロダクションは開発を救うため新たなパートナーを探し、Xboxが引き受ける形になりました。Xboxの新CEOであるAsha Sharma氏は本作の参加を「Xboxにとって大きな瞬間」と位置づけ、Microsoftの広報担当者も小島氏への出資について「小島さんに賭けるのは簡単な判断だ」とBloombergに語っています。

Microsoftはすでに、小島氏の別作品ODにも出資しています。ODは2023年のThe Game Awardsで発表され、小島氏が企画を「クレイジー」と表現した際、Xboxは数少ない受け入れ先だったとされています。Phil Spencer氏の後任であるSharma氏はODを「深く心を動かすゲーム」「別種の体験」と説明しており、Microsoftは小島氏との協力関係を本作にも広げる構えです。PS5はXbox Series Xを含むXbox陣営のハードを販売台数で大きく上回っていますが、ソニーとMicrosoftの提携関係は、今回の移管によってさらに複雑になっています。