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『Physint』ソニーが出版から撤退しXboxへ、PS5の戦略に大きな疑問

2026年09月11日 | #その他 | GamesRadar+

『Physint』ソニーが出版から撤退しXboxへ、PS5の戦略に大きな疑問

ソニーが小島秀夫氏の新作『Physint』のパブリッシングから撤退し、同作がXbox側の支援を受ける展開になったと報じられました。Marvel's WolverineがPS5にとって期待外れと受け止められた直後の出来事でもあり、PlayStationが自ら有力な独占タイトルを手放したことへの批判が強まっています。原文筆者は、この2つのニュースが単独の判断ミスではなく、PS5世代を通じたソニーの戦略的な失敗の象徴だと論じています。

小島氏の新作をXboxへ手渡す形に

『Physint』は、Metal Gear Solidシリーズ後の小島氏がステルスアクションへ回帰する作品として注目されていました。ソニーはこれまで小島プロダクションズとDeath Strandingシリーズで関係を築いてきましたが、9月9日の夜に同作のパブリッシングから撤退したとされています。その結果、プロジェクトを支援する新たな存在としてXboxが浮上しました。

原文筆者は、PlayStation専用ゲームが不足している現在のソニーが、期待の大きいタイトルを自ら手放してXboxに渡す状況を問題視しています。記事では、第三者スタジオにとってMicrosoftのほうが有力な選択肢になったのだとすれば、ソニーは極めて大きな判断を誤ったことになる、と厳しく指摘しています。

撤退の理由について記事内で確定的な説明は示されていません。ただし原文筆者は、ソニーがDeath Stranding 2の数字を分析したうえで、『Physint』は販売による収益以外の価値が乏しく、リスクに見合わないと判断した可能性を推測しています。小島氏の作品を好まない立場から見ても、その判断は短絡的に映るとも述べています。

Marvel's Wolverineの評価が重なった意味

翌10日には、Insomniac GamesのMarvel's Wolverineのレビューが各メディアで公開されました。原文筆者によれば、本作は決してひどいゲームではなく、同僚の評価やMetacriticの反応も全面的な否定ではありません。しかし、Insomniac作品として過去10年で最も低い評価になり、PS5が必要としていた大ヒット作には届かなかったとされています。

この評価が重く受け止められているのは、ゲーム単体の出来だけが理由ではありません。PS5向けの大型タイトルが長期間不足し、ファンの期待が一作に集中していたためです。原文筆者は、より多くのゲームが継続的に発売される状況なら、平均的な評価の作品として受け入れられた可能性があるとしています。ところが現状では、Marvel's WolverineがPlayStation全体への不満を背負う存在になったとの見方です。

記事では、Sarosは好意的に受け止められ、Ghost of Yoteiは高く評価されたと触れられています。一方で、今後のGod of War関連作やIntergalactic: The Heretic Prophetが期待に応えられるかはまだ分かりません。限られた大型タイトルにプラットフォーム全体の成否がかかっていること自体が、現在の問題を示しているとされています。

ライブサービス重視が招いたゲーム不足

原文筆者が特に批判しているのは、ソニーがPS5世代に入ってから、シングルプレイヤー作品を得意としてきたスタジオをライブサービス事業へ向かわせたことです。無限に近い収益を狙う方針を掲げたものの、プロジェクトの中止やスタジオ閉鎖が相次ぎ、結果として通常のゲームを作れる体制が細っていったと説明しています。

記事では、Bluepoint、Naughty Dog、Bend Studio、Firewalk、Bungie、そして報道によればGuerrillaも、ライブサービス路線の影響を受けたスタジオとして挙げられています。Bungieの買収と、PlayStationのライブサービス計画の指針とされていたDestiny 2をめぐる状況も、同じ流れの一部として扱われています。原文筆者は、ライブサービス作品に開発資源を大きく割いたにもかかわらず、期待された成果を得られなかったと見ています。

その結果、PS5向けの独占タイトルを生み出す余力が失われました。『Physint』を引き受ける投資上の余裕が残っていれば、Death Strandingシリーズで関係を築いてきた小島プロダクションズとの協業をさらに進められたはずだ、というのが記事の主張です。ライブサービス作品が資金と人員を消費していなければ、Marvel's Wolverineの評価が伸び悩んでも、ここまで大きな打撃にはならなかったとも論じています。

問われるPlayStationの今後

原文筆者は、ソニーがPCゲームへの方針を後退させようとしていること、物理ゲームのサポートを終えようとしていること、価格を引き上げながら提供量を減らそうとしていることも、報道や批判の対象になっていると紹介しています。成熟した市場でユーザーへの課金を強める一方、選択肢やゲームの数が減り、価格が上がる状況は、プラットフォームの魅力を損なう要因になるとしています。

『Physint』の撤退とMarvel's Wolverineの伸び悩みは、それぞれ別の出来事です。しかし記事では、前者が有力な独占候補を失う問題、後者が不足する新作を一作に背負わせた問題として、同じ構造から生じた結果だと整理されています。PlayStationがライブサービス作品の失敗や開発資源の浪費を抱えていなければ、今回のニュースの衝撃は小さかったはずだというわけです。

原文筆者は、PlayStationが有利な立場を自ら崩し、ゲーム開発者にも負担を与える現在の戦略は機能していないと結論づけています。Xboxの事業再編が注目される一方で、ソニーもまた大きな方針転換を迫られているとの見方です。まだ1年が終わっていない段階であり、すでに始まった判断の影響が今後どこまで広がるのかは、なお見通せないとしています。