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『Wardogs』開発元、インフルエンサー11人を待機列で優先して謝罪

2026年09月15日 | #ゲーム | GamesRadar+

『Wardogs』開発元、インフルエンサー11人を待機列で優先して謝罪

注目を集める新作FPS『Wardogs』で、開発元がインフルエンサーをサーバー待機列で優先していたことを認め、謝罪しました。最大同時接続者数が42万8666人に達するなかでの措置でしたが、開発元自身が「開発者は最低だ」と表現するほど、ユーザーからの反発を招く判断となっています。

急激な人気で長時間の待機列が発生

本作はSteamで早期アクセスを開始してから急速にプレイヤー数を伸ばし、記事時点では3万2134件のレビューで「非常に好評」を獲得しています。一方、東欧の山岳地帯を舞台にした最大100人規模の戦闘へ参加するプレイヤーが急増したことで、サーバーには深刻な待機列が発生しました。

早期アクセス開始から3日後にあたる9月13日には、同時接続者数が42万8666人に到達。Bulkheadは混雑を緩和するため、配信者やインフルエンサーを待機列で優先する対応を取りましたが、一般プレイヤーが入場を待たされる一方で、特定の人物だけが先にゲームを始められる仕組みは、コミュニティから不公平だと受け止められました。

FPS系YouTuberのTheBurntPeanut氏が公開したプレイ映像では、ゲーム内のサーバー告知として「開発者はインフルエンサーを待機列で優先した」「開発者は最低だ」といったメッセージが表示されています。さらにBulkheadは、配信者側から優先措置を求めたわけではないことも告知し、問題の責任が開発側にあると説明しました。

CEOも優先措置を謝罪

BulkheadのCEOであるJoe Brammer氏も、当日の対応について謝罪しました。氏は、翌日には「すべてのインフルエンサーを待機列の最後に回す」と説明し、優先措置を継続しない方針を示しています。

ただし、優先対象となったのは全プレイヤーの一部に限られます。Bulkheadによれば、対象は11人で、同時接続者数が35万6282人に達していた時点でも、全体から見ればごく少数でした。Brammer氏は、自社の対応を「略奪的だったとは思わない」とし、11人の配信者が合計30万回以上の視聴を生み出していたことを理由に、「システムが苦しい状況で、11人が30万人に娯楽を提供したのだから、合理的な判断だった」と説明しています。

その一方で、Brammer氏は自分の考えが間違っている可能性も認めています。原文筆者は、FPS開発会社が配信者の影響力を期待して優先枠を設けること自体は珍しくないとしながらも、一般プレイヤーが接続できない状況でVIP扱いをする施策には疑問を呈しています。配信者のコンテンツで新規プレイヤーを呼び込むより、まず多くのプレイヤーが快適に遊べる環境を整えるべきだという見方です。

プレイヤーからは擁護する声も

コミュニティでは批判一色だったわけではありません。待機列に並んでいる間に配信者のプレイを見られたため、優先措置を問題視しなかったというプレイヤーもおり、配信を視聴する時間が待ち時間の気晴らしになったとの意見が出ています。

一方で、優先された配信者のなかには、ロビーが満員になっていないためゲーム内で放置していた人もいたという指摘もありました。優先枠が実際に混雑解消や宣伝効果へつながったのかは、単純には判断できない状況です。

今回の対応は、急激にプレイヤーが増えたオンラインゲームで、開発元が一部の影響力あるユーザーを優先することの是非を浮き彫りにしました。Bulkheadは自らを厳しく批判する告知を出し、CEOも方針変更を約束しています。現在も本作のSteam評価は「非常に好評」を維持しており、少なくとも記事時点では、この問題が評価全体を大きく損なうまでには至っていないようです。