『Marvel's Wolverine』のオメガ・レッド戦にプレイヤー苦戦、序盤から異例の難度チェック
2026年09月17日 | #ゲーム紹介 | Polygon
『Marvel's Wolverine』で、序盤のボスとして登場するオメガ・レッドがプレイヤーを苦しめています。敵を豪快に切り刻むパワーファンタジーとして始まる本作ですが、最初のミッション終盤で求められるのは、攻撃を受け止めるパリィと慎重な回避です。SNSやコミュニティでは、難易度ハードで10回以上倒されたという報告も相次いでおり、ゲーム全体の印象を左右するほど強烈なスキルチェックになっています。
序盤の攻撃的なプレイから一転
本作は9月15日にPS5向けに発売された、Insomniac Gamesによる新作アクションゲームです。人気のSpider-Manシリーズと同じ架空の世界を舞台にしながら、オープンワールドRPGではなく、より直線的なステージ構成を採用しています。主人公のウルヴァリンは、敵の集団を相手に爪で斬りつけ、手足を切断したり首をはねたりしながら進んでいきます。序盤のプレイでは、敵陣へ積極的に踏み込み、攻撃を続けることが基本的な流れです。
そのため、最初のミッションで戦うオメガ・レッドとの対決は、直前までのゲーム体験から大きく外れたものになります。ミッションの目的は、準軍事施設からNathanial Essexを救出することですが、その終盤でソ連の実験によって生み出されたオメガ・レッドが立ちはだかります。キャプテン・アメリカの超人血清を再現しようとした実験の結果生まれた存在であり、単純に接近して斬り続けるだけでは突破できません。
原文筆者は、この戦いについて、回避やパリィ、反撃のタイミングを見極めなければならない点から、3つのフェーズを持つ“ソウルライク”に近いボス戦だと説明しています。プレイヤーにとって難しいのは、攻撃そのものだけではありません。それまで積極的な攻撃を促されていたにもかかわらず、戦闘が始まると突然、防御と観察を重視する戦い方へ切り替えなければならない点にあります。
10回以上の敗北報告も
プレイヤーの反応は、オメガ・レッド戦の難度を象徴しています。あるプレイヤーは、難しいアクションゲームとして知られるOnimusha: Way of the Swordを5回の死亡でクリアした一方、オメガ・レッドには最高難度で約15回敗れたと投稿しました。パワーファンタジー寄りの作品だと思って挑んだプレイヤーほど、この差に驚かされているようです。
SNSでは、オメガ・レッドに一方的に打ちのめされたことを示すミームやGIFも広がっています。なかには、ハード難易度で11回倒されたため「オメガ・レッドの間抜けな顔にはもううんざりだ」とする投稿もあり、別のプレイヤーは死亡回数が18回に達したと報告しています。通常難易度で挑んだ原文筆者も、死亡回数を数え切れなくなったと振り返っており、最終的には10〜15回ほどだったとしています。特に苦戦したのは、戦闘後半の2つのフェーズだったとのことです。
こうした死亡回数がコミュニティで率直に共有されている点も注目されています。ゲームコミュニティでは、死亡せずに進むことや、完璧なプレイが誇らしい実績として扱われることもあります。しかし今回は、プレイヤーがオメガ・レッドに何度倒されたかを隠さず語っており、ボスの難しさが広く認識されていることがうかがえます。
勝利の鍵はパリィとスタン後の反撃
オメガ・レッドには、通常の敵と同じように接近して攻撃を連打しても大きなダメージを与えられません。伸縮するカーボナディウム製の触手による攻撃をパリィし、成功するたびにスタンゲージを蓄積させる必要があります。ゲージがたまって相手がひるんだところで、まとめて攻撃を叩き込みましょう。本作のパリィ受付時間は比較的広めに設定されているため、タイミングを覚えれば、基本方針そのものは複雑ではありません。
ただし、フェーズが進むにつれて攻撃パターンが速くなり、新たな技も加わります。触手を両方使ってウルヴァリンをつかむ攻撃では、画面の指示に合わせて□ボタンを連打し、拘束から脱出しなければなりません。脱出に時間がかかるほどオメガ・レッドが体力を回復するため、そのフェーズで与えたダメージが無駄になる可能性があります。つかまれた際は、攻撃を続けることよりも、まず素早く脱出することを優先しましょう。
また、ガードできない攻撃への対処にも注意が必要です。原文筆者は当初、回避ロールで攻撃をくぐり抜けようとしていましたが、ロール後の隙を突かれて追撃を受けていました。この攻撃に対しては、回避ロールではなく通常の回避を使うのが有効だとしています。余計な動作を挟まず、相手の攻撃を見て短く避けることが重要です。
難しさの要因は不意の戦闘スタイル変更
パターンを見極め、攻撃の合間に反撃するボス戦自体は、アクションゲームでは珍しくありません。それでもオメガ・レッドが強烈な印象を残しているのは、戦闘前後で要求されるプレイスタイルが大きく異なるからです。直前までのステージでは、敵の群れに対して攻め続けることが有効でした。ところがボス戦では、攻撃の機会を待ち、相手の動きを観察し、防御的に立ち回る必要があります。
つまり、プレイヤーが感じる難度は、単純な敵の強さだけで決まっているわけではありません。攻撃的な操作に慣れた直後、パリィと回避を中心にした戦いへ切り替えさせられるため、準備がないまま別のゲームを始めたように感じられます。原文筆者は、オメガ・レッドが今後のボス戦でも続く高難度の前触れなのか、それとも本作のなかで例外的な存在なのかに注目しています。後続のボスも同じような長期戦になるのか、あるいはこの戦いだけが突出しているのかは、現時点では明らかになっていません。