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『Marvel's Wolverine』のバイクチェイスで議論、操作しなくても生還できる場面が話題に

2026年09月17日 | #ゲーム紹介 | IGN

『Marvel's Wolverine』のバイクチェイスで議論、操作しなくても生還できる場面が話題に

『Marvel's Wolverine』で、主人公ローガンがバイクで敵を追跡する場面をめぐり、プレイヤーの操作がどこまで結果に影響するのかが議論になっています。高速道路を走りながら車を避ける緊迫したシーンでありながら、コントローラーから手を離しても先へ進める動画が拡散されたためです。ただし、ローガンは状況によって死亡する可能性もあり、完全な自動進行なのか、最低限の操作が必要なのかをめぐって意見が割れています。

操作しなくても進めるバイクチェイス

話題の場面では、ローガンがトラックに乗せられたミュータントたちを救うため、山間部の曲がりくねった道路で敵を追います。プレイヤーはバイクを操り、一般車両や道路脇のガードレールを避けながら追跡を続ける構成です。物語上は救出を急ぐ場面ですが、実際にはバイクを正確に誘導しなくても、ローガンが敵の車両に追いつくケースが確認されています。

XユーザーのClint Beastwoodは、あえてコントローラーを置き、操作しないままローガンがどうなるかを試したとしています。公開された例では、ローガンはガードレールに何度も跳ね返され、ピンボールのような動きを見せながらも、死亡せずにチェイスを進めました。プレイヤーが進行方向を入力していないにもかかわらず、ゲーム側がある程度ルートを補正しているように見えることから、シーンのプレイヤー介入が限定的ではないかとの指摘が広がっています。

一方で、ローガンが完全に無敵というわけではありません。走行中に対向車などへ衝突すると死亡する場合があり、チェックポイントなどからやり直しになることもあるとされています。つまり、何もしなくても必ず成功するわけではないものの、プレイヤーが積極的に回避操作をした場合より、操作しない場合のほうが安全に見えるケースがあるという、直感に反する状況が生まれています。

「操作は必要か」をめぐって意見が対立

この仕様を小さな問題と見るか、ゲームの操作性に関わる重大な問題と見るかで、プレイヤーの反応は分かれています。擁護する側は、目的地まで移動するためのオンレール形式のアクションシーンは、多くのアクションゲームで採用されていると説明しています。死亡の可能性が存在する以上、プレイヤーがバイクを操作する意味は残っており、完全なムービーではないという考え方です。

人気YouTuberのMightykeefは、ローガンがバイク上で攻撃を受ければ死亡することを指摘し、「死ぬ可能性があるならオートパイロットではない。バイクを操作しなければ死亡して最初からやり直すことになる」と主張しています。また、こうした投稿がゲームについての議論を不正確な方向へ導くとも述べ、オンレール形式の場面そのものは珍しくないとしています。

その一方で、反対意見も強く出ています。ブラジルのインフルエンサーEloohzinhaは、入力しなくても成立するクイックタイムイベントと、乗りこなす必要のないバイクを問題視し、「これは完全な不名誉だ」と厳しく批判しました。YouTuberのChicoFiloも、プレイヤーの行動が結果にほとんど反映されないとして、プレイヤーの関与が欠けていることを「ばかげている」と表現しています。

別のユーザーは、死亡する可能性があるという説明自体に疑問を呈しています。難易度に関係なく、チェイス全体を操作せずに生き残る動画がすでに複数存在しているため、「死ぬ可能性があること」が操作の必要性を示す根拠にはならないという意見です。実際に死亡する場面があるとしても、通常のプレイで回避操作を行うより、何もしないほうが安定するなら、プレイヤーが感じる違和感は解消されにくいでしょう。

発売後の評価でも賛否が分かれる

本作は発売前から、公開されたゲームプレイ映像をめぐってさまざまな批判を受けていました。センチネルとのボス戦が形式的に見えること、重厚なX-MEN作品に対してアニメ調に聞こえる声優起用、敵を追跡する際の匂いの痕跡がプレイヤーを誘導しすぎていることなどが、早い段階から指摘されていました。

発売後の反応も一様ではありません。手応えのある作品として楽しむプレイヤーがいる一方、戦闘の内容や全体的な難度、失敗しにくいクイックタイムイベントに不満を持つプレイヤーもいます。今回のバイクチェイスは、そうした「プレイヤーが操作している実感」に対する不満が、具体的な映像によって表面化した例といえます。

IGNは本作を10点満点中6点と評価し、「良好なキャラクター描写が、時間とともに飽きてくる派手な戦闘を支えている」と評しています。記事の筆者は、現時点では作品を楽しんでおり、匂いの痕跡やクイックタイムイベントにもまだ強い不満は感じていないとしています。また、オメガレッドとのボス戦も好意的に受け止めているとのことです。

このチェイスが意図された難度設計なのか、プレイヤーの操作を補助するための仕様なのか、あるいは調整上の問題なのかは、記事内では明らかにされていません。現状では、操作しなくても突破できる例と、衝突によって死亡する例の両方が確認されており、プレイヤーは実際にプレイして挙動を確かめる必要があります。SNS上では、短い動画で見た印象だけでなく、難易度や入力内容によって結果が変わるのかを検証する動きも続いています。