『ポケットモンスター』30周年に全3巻の公式アートブックを刊行
『ポケットモンスター』の30周年を記念し、ゲームフリークがシリーズの歴史を振り返る公式アートブック全3巻を日本で刊行します。3冊合計で約1,500ページに及ぶ大規模な内容となり、ゲームのアートや未公開のコンセプト資料、開発者インタビューも収録される予定です。各巻は2026年12月18日に発売され、価格は1冊5,500円です。
初代3作品をイメージした全3巻
今回発表されたアートブックは、シリーズ30年の歩みを3つの時代に分けて紹介する構成です。表紙の色は第1巻が赤、第2巻が緑、第3巻が青となっており、1996年に日本で発売された最初の3作品を思わせるデザインになっています。ゲームフリークは各巻の表紙を先に公開しており、長期シリーズの節目にふさわしい統一感を持たせています。
各巻の価格は5,500円で、3冊すべてを購入した場合の合計は16,500円です。現時点では、日本以外での発売時期や英語版の有無について公式発表はありません。海外向けの展開が行われるかどうかは、今後の案内を待つ必要があります。
第1巻は初期4世代を収録
第1巻では、シリーズの第1世代から第4世代までを扱います。対象となるのは、Pokémon Red and Green、Pokémon Blue、Pokémon Yellow、Pokémon Gold and Silver、Pokémon Crystal、Pokémon FireRed and LeafGreen、Pokémon Ruby and Sapphire、Pokémon Emerald、Pokémon Diamond and Pearl、Pokémon Platinum、Pokémon HeartGold and SoulSilverです。
初期作品だけでなく、リメイク作品や追加版も含めて紹介されるため、ゲームボーイからニンテンドーDSに至るまでの変化をまとめて確認できる巻になりそうです。各作品のビジュアル資料がどの範囲まで収録されるかは、現段階では詳しく明かされていません。
第2巻と第3巻で現代の作品まで網羅
第2巻はニンテンドーDSおよびニンテンドー3DS時代にあたる第5世代から第7世代が中心です。Pokémon Black and Whiteと続編の Black 2 and White 2、Pokémon X and Y、Pokémon Omega Ruby and Alpha Sapphire、Pokémon Sun and Moon、Pokémon Ultra Sun and Ultra Moonが収録対象として挙げられています。
第3巻には、より新しい作品が収録されます。Pokémon Let's Go Pikachu and Let's Go Eevee、Pokémon Sword and Shieldとその追加コンテンツ、Pokémon Brilliant Diamond and Shining Pearl、Pokémon Legends: Arceus、Pokémon Scarlet and Violetとその追加コンテンツ、Pokémon Legends: Z-Aとその追加コンテンツが対象です。携帯ゲーム機時代から近年の作品までを、1冊にまとめて振り返る内容となります。
未公開資料と開発者インタビューにも注目
各巻には、ゲーム内で使われたアートや設定資料に加え、これまで公開されていなかったコンセプト資料も収録される予定です。さらに、ゲームフリークの開発者への独占インタビューも掲載されます。シリーズはこれまでに100本を超えるゲーム、150種類以上のトレーディングカードセット、アニメ映画やテレビシリーズなどへ展開してきました。
ゲームフリークの発表は、単なるイラスト集ではなく、30年分の制作過程を視覚資料と証言でたどる記録集としての性格を示しています。ポケモンカンパニーの石原恒和氏は過去のインタビューで、初期には「ピカチュウが特別な存在だとは、誰もそれほど思っていなかった」と語っており、世界的な人気を予想していなかった当時から現在までの変化も、本の内容を通じて確認できそうです。