『ポケモンカードゲーム』イーブイカード歴代ベスト10、1位は8匹が騒ぐイラストレア
イーブイ単体のカードだけを対象に、歴代の注目カードを順位付けしたランキングが公開されました。30th Celebrationの新プロモから、希少な日本限定プロモ、現在も高い人気を誇るイラストレアまで、カードごとの魅力やコレクション価値が紹介されています。進化形は対象外とし、進化前のノーマルタイプのイーブイに絞っている点も今回のランキングの特徴です。
新作プロモと初期カードがランクイン
10位は、30th Celebrationの2パックブリスターに収録されるイーブイのプロモカードです。Haru Akasaka氏がイラストを担当しており、ブースターパック2個、記念コイン、フォイル仕様のイーブイプロモがセットになっています。30th Celebrationの記念商品に合わせた新しいカードで、特別な希少カードというより、周年イベントをきっかけにコレクションを始めたい人にも手に取りやすい1枚として評価されています。
9位は、1999年発売のJungleに収録されたEevee #51/64です。Kagemaru Himeno氏による初期のイラストで、原文筆者にとっては友人からクリスマスプレゼントとして贈られたことをきっかけに、イーブイのマスターセット収集を始めるきっかけになったカードだと紹介されています。現在、未鑑定品は比較的手ごろな価格で流通している一方、このカードのイラストは2002年のLegendary Collectionに登場したリバースホロ仕様のFireworks版にも使われました。オリジナル版としての歴史と、後年の人気バリエーションにつながった点が魅力です。
8位は、2003年のSkyridgeに収録されたEevee #054/144です。Wizards of the Coastが手がけた最後のe-Readerシリーズに含まれるカードで、Sumiyoshi Kizuki氏が描いたパッチワークのような独特の表現が特徴です。カード全体に立体的な布地を思わせる効果が施され、一般的なポケモンカードとは異なる存在感があります。発行数の少なさと、e-Series特有のフレームも相まって、コレクターから高く評価されているカードです。
希少性とユニークなイラストで選ばれた3枚
7位は、2000年の日本版ポケモンファンクラブ会員向けに配布された、ホロ仕様のイーブイプロモです。雑誌の企画やイベントを通じて合計500GETポイントを獲得した会員に贈られたカードで、虹色に輝くホロ加工と専用のエキスパンションマークを備えています。通常のパックから入手できない配布カードであることから、イーブイのカード史でも特に格式の高い1枚として扱われています。ランキングでは、希少性に加えて、ウインクをしたイーブイの表情が順位を押し上げた理由として挙げられています。
6位は、Atsushi Furusawa氏がイラストを担当したSVプロモ #173のイラストレアです。クッションの上でくつろぐイーブイを、窓から差し込む日差しとともに描いています。お腹を見せてリラックスする姿は、原文筆者が自宅の猫を連想するほど自然で、豪華さよりも日常的なかわいらしさを前面に出したカードです。高額な希少カードと比べて入手しやすく、イーブイファンが集め始めるカードとしても魅力的だとされています。
5位は、Sun & Moon: Team UpのEevee & Snorlax-GX #120/181です。Mitsuhiro Arita氏が描いたタッグチームカードで、大きなカビゴンの腹の上に小さなイーブイが乗っています。眠っているカビゴンと、その上で楽しそうに過ごすイーブイの対比が印象的で、単体のイーブイカードとは異なる組み合わせの魅力があります。タッグチームというカード形式を代表する存在として、ポケモンカードの歴史に残る1枚と位置付けられています。
ファン人気を集めた個性的なカード
4位は、Eevee-GX Boxに収録されたSMブラックスターのプロモ、Eevee-GX #SM233です。日本の漫画家・アニメーターであるQ-rais氏がイラストを担当した唯一のカードで、丸く大きく描かれた体と、見開いた目が特徴です。ファンの間では「Eevee Chungus」という愛称で呼ばれており、一般的なイーブイのかわいらしさとは違う、コミカルで風変わりなデザインが支持されています。独特の作風によってコレクターの間でカルト的な人気を獲得したカードです。
3位は、Prismatic EvolutionsのEevee ex #167/131です。Sowsow氏が描いたスペシャルイラストレアで、同セットの看板カードとして高い注目を集めました。カード上では、イーブイexが色とりどりに輝く元素の結晶に囲まれています。結晶はイーブイが持つ8種類の進化先を思わせる意匠になっており、進化形そのものを描かずに、将来の分岐を表現している点が見どころです。人気の高い拡張パックにおける代表的なチェイスカードとして、ランキング上位に選ばれています。
2位は、Crown ZenithのEevee Vです。You Iribi氏がイラストを担当しており、鮮やかな虹色のグラフィックがカード全体を彩ります。このカードは、Crown Zenithのスペシャルコレクションに収録されたPikachu V #SWSH285と並べることで、背景のグラフィックがつながり、1枚の大きなパノラマのように見える仕掛けがあります。単独での完成度だけでなく、別のカードと組み合わせて楽しめる設計が評価され、ランキング2位となりました。
1位は部屋を占拠する8匹のイーブイ
1位に選ばれたのは、Twilight Masqueradeのイーブイ・イラストレア #188/167です。Narumi Sato氏が描いたこのカードには、1匹ではなく8匹のイーブイが登場します。クッションを倒し、家具によじ登り、部屋中を走り回るような姿が描かれており、整然としたポケモンカードのイラストというより、イーブイたちによる愛らしい騒動を切り取った作品です。
原文筆者は、このカードについて、ポケモンの世界で暮らしていたら自分の生活も同じような状態になりそうだと表現しています。8種類の進化先を持つイーブイの個性を、進化形を登場させずに複数の個体の動きだけで見せている点も、このカードならではの特徴です。発売後はスカーレット&バイオレット時代を代表するチェイスカードの1枚として注目され、今回のランキングでは、希少性だけでなく場面の楽しさとイーブイらしい無邪気さが決め手になりました。