『GTA 6』発売前のマーケティングを継続 Take-Two CEOが狙いを説明
2026年09月17日 | #その他 | GamesRadar+
『GTA 6』のマーケティングが11月の発売に向けて本格化しています。すでに世界中で知られている超大型タイトルにもかかわらず宣伝を続ける理由について、Take-Two InteractiveのStrauss Zelnick CEOが「認知」を「熱狂」へ変えるためだと説明しました。単に存在を知らせるのではなく、発売前から期待感を高めることが狙いです。
NetflixとYouTubeで映像が大規模に拡散
Netflixで公開された「GTA 6: An Extended Look」は、同プラットフォームだけで最初の4日間に3,110万回の視聴を記録しました。さらに、記事執筆時点でYouTubeでも公開後の視聴回数が2,700万回に達しています。数字だけを見れば、すでに本作を知っているファンが大半を占めていたとしても不思議ではありませんが、Take-Twoはそれでもマーケティングに意味があると考えています。
Zelnick氏はGameBeatのInsiderイベントで、投資家からも「誰もがGrand Theft Auto 6を知っているのに、なぜ宣伝費を使うのか。すぐ発売すればいいのではないか」と疑問を投げかけられてきたと明かしました。しかし、幅広い層に向けたエンターテインメント作品を発売するなら、認知度を高めるだけでなく、熱意を生み出す活動も必要だとしています。
認知度を期待感へ変えるマーケティング
同氏は映画業界での経験にも触れ、作品の内容が悪ければ大量に宣伝しても観客は関心を示さず、逆に宣伝の出来が悪ければ人々を遠ざける可能性があると説明しました。一方で、優れたマーケティングは作品への期待をさらに膨らませられるとしています。Take-Twoが作品の発売時に目指しているのは、「認知されている状態を熱狂へ変え、知られていない状態を認知へ変えること」だということです。
つまり、宣伝の対象は本作をまだ知らない人だけではありません。購入を決めているファンに対しても、新たなスクリーンショットや映像、インタビューなどを段階的に届けることで、発売までの会話を維持できます。情報が公開されるたびにSNSやコミュニティで話題が生まれ、まだ購入を決めていない人に関心を持たせるきっかけにもなります。
発売まで情報を積み重ねる狙い
原文筆者は、Rockstarが最初のトレーラー以降に完全な沈黙を続け、ある日突然ゲームを発売したとしても、大きな成功を収める可能性は高いとしています。その場合はインターネット全体が騒然となるでしょうが、現在のように時間をかけて情報を出し続ける方法なら、発売前からファンの期待を段階的に高められます。新映像や画像、インタビューを重ねる状況を、炭酸飲料のボトルを振ってからフタを開けるようなものだと表現しています。
RockstarとTake-Twoがこうした手法をどこまで成果につなげられるかは、実際の発売後に明らかになります。大規模な視聴数を記録した映像公開を含め、発売前のマーケティングが購入者の広がりや初動の販売本数にどの程度影響するのかが、今後の注目点です。