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『Diablo 5』が拡張ではなく新作として作られる理由はディアブロ本人

2026年09月19日 | #発売情報 | GamesRadar+

『Diablo 5』が拡張ではなく新作として作られる理由はディアブロ本人

『Diablo 5』の発表は、BlizzardがDiablo 4の大型拡張を今後追加せず、シリーズの次なる物語を完全新作として描く方針を示した点で注目されています。開発を率いるエグゼクティブプロデューサーのMatt Zitterman氏によると、決め手になったのは、構造的な変更の必要性と、シリーズの主役であるディアブロ自身に専用のゲームを与えたいという考えでした。本作は2029年春の発売時期を予定しています。

Diablo 4の大型拡張は終了へ

Diablo 4には、2024年のVessel of Hatredと、2026年に登場したLord of Hatredという2つの拡張がありますが、これ以上の大型拡張は制作されません。Blizzardは今後、Diablo 5の開発に注力する一方、Diablo 4についてはシーズンアップデートを継続します。記事では、過去を思わせる内容のSeason of Hell's Legacyがその例として挙げられており、サービス自体が終了するわけではないことが示されています。

拡張では難しいほど大規模な変更

本作では、シリーズの従来作に存在した町や安全地帯が完全に取り除かれます。物語が始まる時点で、ディアブロが人類との大規模な戦いに勝利しているという前提があり、この世界設定がゲーム構造にも反映される形です。安全に立て直せる場所をなくす変更は、これまでのシリーズから大きく離れた要素であり、単なる新エリアや新クラスの追加では済まない規模の再設計だと考えられます。

Zitterman氏は、まずプレイヤーが何者で、なぜDiabloを遊び、作品に何を求めているのかを理解することが企画の初期段階で重要だったと説明しています。そのうえで、Diablo 4に対する反応や、プレイヤーが評価した点・不満を持った点を確認し、シリーズとして目指すべき規模を検討したとのことです。その結果、実現したい内容には「深い構造的な変更」が必要だと早い段階で明らかになり、Zitterman氏はそれを拡張で実行するのは率直に言って難しかったとしています。

ディアブロを主役にした物語

もう1つの大きな理由は、シリーズの看板悪魔であるディアブロを中心に、まとまった物語を描くことです。Zitterman氏は、ディアブロは本作の主要な悪役であり、リリスやメフィストを軸にした物語に匹敵し、できればそれを上回る物語を届けたいと説明しています。そのうえで、「ディアブロに自分自身のゲームを与える必要がありました」と語り、彼を主役級に据えるには拡張では適切ではなかったと明かしました。

ディアブロは長年シリーズを象徴する存在ですが、これまでの各作品では必ずしも物語の全編を彼自身が支配していたわけではありません。Diablo 4でも、ゲーム全体の印象はリリスの物語という性格が強く、ディアブロが本格的に登場するのは新たなシーズンクエストラインです。今回はタイトルにも冠された存在を開発の中心に置くため、物語だけでなく世界の構造まで作り直す必要があり、それが新作への移行につながったとみられます。