『ポケモンカードゲーム』のアートアカデミー版ピカチュウが約840万ドルで落札
Y. Fujishimaがイラストを手がけた2015年の日本版「アートアカデミー ピカチュウ」が、Fanatics Collectのオークションで840万ドルで落札されました。落札価格には購入者手数料が含まれ、64件の入札がありました。公に記録されたポケモンカードの落札額としては、ローガン・ポールが所有していた「イラストレーター ピカチュウ」に次ぐ2位とみられています。
コンテストから生まれた希少カード
このカードは、2014年末から2015年初頭にかけて開催された「ポケモンアートアカデミー」のコンテストから生まれました。日本の参加者は、ニンテンドー3DS用ソフト『ポケモンアートアカデミー』を使い、衣装を着たピカチュウか好きなポケモンを描く課題に取り組みました。
ピカチュウ部門で選ばれた日本人受賞者5人のうちの1人が、Y. Fujishimaです。カードには、鮮やかなオレンジ色の傘を差し、赤いコートと帽子を身につけて雨の中を歩くピカチュウが描かれています。受賞者には自作のイラストを使ったプロモカードが各100枚贈られましたが、一般販売はされませんでした。
配布数が世界で100枚に限られる希少なカードです。一方、PSAの記録では、最高評価の「Gem Mint(PSA 10)」が57枚確認されています。受賞者に贈られたカードの多くが、良好な状態で保管されていた可能性があります。
今回の価格は、これまでの取引からは予想しにくいものでした。6月には別のPSA 10鑑定品がHeritage Auctionsで13万5000ドルで落札され、Fanatics Collectでの直近の落札は2025年7月の1万7400ドルでした。同社の記録では、これまでPSA 10の同カードが2万ドルを超えたことはありませんでした。
最高額のカードに次ぐ記録
ローガン・ポールが所有していたPSA 10の「イラストレーター ピカチュウ」は、今年、オークションで1649万2000ドルで落札されました。2021年にポールが527万5000ドルで入手したもので、落札額はオークションで販売されたトレーディングカードの最高額としてギネス世界記録に認定されています。
840万ドルのアートアカデミー版ピカチュウは、過去の取引額を大きく上回り、公に記録されたポケモンカードの落札額で2番目に高い位置につけたとみられています。2026年はトロフィーカードや希少な旧カードなど、高額カードの取引が相次いでおり、近年の大きな落札額はすでに7桁に達していました。それでも、今回の840万ドルは極めて異例の金額です。