『Escape from Playtime』は協力プレイ重視、敵にはアイテムを投げて対抗
Mob Entertainmentの新作『Escape from Playtime』は、プレイヤーが工場に潜むモンスターとなって仲間と物資を集め、敵から逃れて脱出する協力型ゲームです。敵を直接攻撃する手段はなく、アイテムを投げて対処します。プレイを重ねるほど工場は広がり、危険も増していきます。
おもちゃ工場から物資を持ち帰る
本作は、意思を持ったおもちゃを生み出した工場と、創造主に反旗を翻した存在を描くPoppy Playtimeの世界を舞台にしています。プレイヤーは工場のモンスター、スマイリング・クリッターズとなり、仲間とともに物資を集めます。筆者は事前プレイで数回の協力プレイを体験し、操作の扱いづらさや細かな不具合は気になったものの、手ごたえのあるゲームだと感じています。
開発元は、環境や敵、細部に至るまで作品世界を忠実に再現し、物語を深く知るファンが楽しめる手がかりも盛り込んだと説明しています。広報担当のタイラー・サンチェス氏は、コミュニティが物語の設定に強い関心を寄せていると話しました。
工場の中は、傾いた壁や家具が小さなプレイヤーを取り囲み、色鮮やかな小物も鋭い影や不気味な赤、緑の光に覆われています。スマイリング・クリッターズのぬいぐるみのような姿と、耳まで裂けた笑顔も不穏さを際立たせます。暗闇を敵が忍び寄る様子には、Mob Entertainmentがアニメーション制作から始まったスタジオであることも生きています。
物資を集め、危険が増すシフトを進む
各シフトでは、工場内で物資を集め、目玉のついた台車バリーに届けます。物資にはそれぞれ得点があり、脱出するには定められた最低得点に到達しなければなりません。1度の探索で必要な量を集めきれなければ、さらに工場の奥へ戻ることになります。
持ち運べるアイテムは4つまでなので、何を残すか考える必要があります。アイテムの中には探索に役立つものもあり、グロースティックで目印や道しるべを残せます。エアホーンは仲間に居場所を知らせるのに便利ですが、敵にもおおよその位置を知られてしまいます。
工場は廊下や扉が複雑につながり、広さだけでなく上下の移動も必要です。プレイヤーはさまざまな場所によじ登れますが、操作に慣れないうえ、ボタンを押すとあらゆる面に張り付ける仕組みには不具合もあり、登る動きは不安定でした。
奥へ進むと、猛毒のキャットナップ・ガスに覆われた部屋などの危険が現れます。ガスを止めるには、雲の上に出た机を渡り歩き、部屋に散らばるスイッチを操作しなければなりません。浮遊感のあるジャンプで足場を飛び移るのは難しいものの、こうした仕掛けが探索の目的に変化を加えています。
敵ごとに異なる対処が必要
工場には、プレイヤーを逃がすまいとする敵が徘徊しています。登場する敵は4種類ですが、筆者が遭遇したのは3種類でした。
緑色の小型ロボット、ブギーボットは決まった経路を巡回し、プレイヤーを見つけると警報を鳴らして爆発しようと追いかけてきます。キャットビーは宙を漂い、プレイヤーに取り付きます。体力が少しずつ減るのを止めるには、仲間に何かを投げつけてもらう必要があります。ミス・ディライトは廊下を歩き回る恐ろしい存在です。筆者は気配を感じると箱の下に隠れたため遭遇は短時間でしたが、その威圧感は強く伝わったといいます。
敵の種類は限られていますが、それぞれの動きや対処法が異なるため、筆者は敵のバリエーション不足を感じませんでした。ロボットから逃げる経路を確保し、キャットビーに備えて仲間から離れすぎないようにする必要があります。敵にアイテムを投げることはできますが、直接攻撃はできません。それでも、敵を出し抜いて切り抜ける遊びには手応えがあり、単純に殴り倒せないことは気にならなかったそうです。
ノルマを達成して脱出すると次のシフトに進み、必要な得点が上がります。工場のマップは自動生成で広くなり、環境の危険や敵も増加します。探索を続けるほど敵はプレイヤーを見つけやすくなり、キャットナップ・ガスも廊下に広がっていきます。筆者たちは2シフト目を生き延びるのに苦戦し、さらに先の難しさまでは確かめられませんでした。
仲間との連携が攻略の鍵
協力プレイの重要性は、巨大なピアノの鍵盤が散らばる部屋の仕掛けにも表れています。決められた順番で鍵盤を押して曲を演奏する必要があり、1人でも解けないわけではありません。ただし、少量の物資と近道のために1人でこなすのはかなり骨が折れます。
本作は1人でも遊べますが、仲間との協力が軸です。意思疎通の手段は、文脈のない短いピンと近接ボイスチャットに限られています。また、マッチメイキング機能はなく、基本的には友人を誘うか、他の人が立てたゲームに参加する必要があります。
難しさは見た目以上ですが、物資を集めて仲間と脱出する遊びには楽しさと可能性があると筆者は評価しています。『Escape from Playtime』は10月21日に早期アクセスを開始する予定です。