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『Silent Hill f』とFatal Frameの開発者、日本家屋の間取りが恐怖を強めると語る

2026年10月06日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

『Silent Hill f』とFatal Frameの開発者、日本家屋の間取りが恐怖を強めると語る

『Silent Hill f』のプロデューサー、岡本基氏とFatal Frameのディレクター、柴田誠氏が、ファミ通の合同インタビューで日本のホラー作品ならではの恐怖について語りました。Fatal Frameの衣装が登場する『Silent Hill f』のコラボDLCを記念した対談で、日本家屋の独特な間取りや、女性キャラクターの描き方などが話題になっています。

日本家屋の複雑な間取りが恐怖を生む

2人が共通して挙げたのは、昔ながらの日本家屋を舞台にすると、恐怖や閉塞感が強まることです。柴田氏は、子どもの頃に暮らした家や親戚の家を、Fatal Frameの不気味な舞台づくりの参考にしたと話しました。大工だった祖父が、相談もなく家に増築を重ねていたそうです。「両親の家や親戚の家で育ちましたが、間取りも家同士のつながりも不思議でした」と振り返っています。

岡本氏も、日本の作り手にとって身近な風景だからこそ、舞台のリアリティが恐怖につながると同意しました。2人は「西洋建築にはない、間取りそのものの不気味さがある」と語っています。

柴田氏は、夢を作品の着想に使うことについても説明しました。スタッフから「この道の左側には何があるのか」と聞かれても、「夢ではいつも右に曲がって、左には行かないので、まだ何があるかわからず作れません。夢を見るまで待ってください」と答えることがあるそうです。

女性の視点で描く恐怖

対談では、主人公や敵役として女性が多く登場することも話題になりました。岡本氏は、HeatherなどSilent Hill 3の登場人物を例に挙げ、女性を恐怖の担い手とする表現は、Jホラーの「伝統」のようになっていると話しました。

柴田氏は、女性を操作キャラクターにも敵にも登場させることで、女性同士の経験を互いに映し出したいと説明しています。男性は相手を倒したり封じたりする方向に向かいがちですが、女性を通して描くと、恐怖の表現に幅が出ると感じているそうです。

岡本氏は、家父長的な社会で抑圧されてきた女性の怨念が力を持つことも、日本のホラーに受け継がれてきた要素だと指摘しました。柴田氏も、女性は神秘的で恐ろしく、哀れでありながら魅力的にも描けると話しています。「抑圧されてきたからこそ、殺されても恨みが残る。それもまた恐ろしい」と語りました。

Jホラーの再ブームに期待

2人は、『Silent Hill f』のように日本を舞台にした作品や、8番出口のような新しいゲームの成功を受けて、Jホラーの再ブームが近づいていると感じています。2000年代初頭のように、こうしたホラー作品が再び広く親しまれることを望んでいるそうです。

互いの作品についても称賛を交わしました。柴田氏は、『Silent Hill f』の日本的な舞台を初めて見たとき、Fatal Frameと方向性が近く、「味方ができた」と感じたと話しています。