『EA Sports College Football』、関係者は2030年までのシリーズ存続を懸念か
Insider GamingのMike Straw氏は、シリーズに関わる上級職の複数の情報源への取材をもとに、EA Sportsの『College Football』シリーズが2030年まで続くか不安視する関係者がいると報じました。シリーズ終了が決まったという話ではなく、取材先の中には将来性を期待する声もあります。
選手への支払いとライセンス費用が上昇
報道によると、2024年の作品では、登場選手1人あたり600ドルを支払い、総額は約700万ドルでした。現在、選手のNIL権(氏名・肖像などを使う権利)の費用は1人あたり1,500ドルに上がり、最新作では選手への支払いが約2,000万ドルに達したとされています。
EAはボウルゲームや大学などのライセンスにも多額を支払っています。報道では、ゲーム内で特定の要素を使用する権利だけで数千万ドル規模の費用がかかり、開発費以外の負担も大きいと伝えられています。
1人用モードの課金には反発も
こうした費用をまかなうため、EAは1人用モードを含むゲームの主要な要素から収益を得ようとしているといいます。今夏には、1人用コンテンツを効率よくプレイするために課金を求められていると受け止められ、プレイヤーから強い反発が起きました。EAはいったん方針を撤回しましたが、課金要素を見直して今後の作品に再導入する考えを示しています。
Insider Gamingに話した関係者の1人によると、今後の1人用作品でもゲーム内課金が復活する計画です。その関係者は、課金がプレイヤーの反感を招き、シリーズを離れる人が増えることを懸念しています。関係者は次のように語りました。
「私たちはFCでもMaddenでもありません。彼らほどの収益はありませんし、それは誰もが知っています。ですが、プレイヤーをつなぎとめ、そこから収益を増やす方法を見つけなければ、何も残りません。10年後どころか、10年の終わりまでシリーズが続くのか不安です。ゲームの制作費は安くなっていません。EAが事業を整理し、主要なシリーズだけを残して、ほかを切り捨てるのではないかと、私たちは本気で心配しています」
売上は続く一方、勢いは落ち着く
報道によると、シリーズは好調を保っているものの、2024年の復活作以降、作品ごとに売上が徐々に減っています。College Football 25は2024年に米国で最も売れたゲームの2位、College Football 26は2025年の7位となり、College Football 27は2026年の現時点で10位です。FCシリーズほど世界的な人気はなく、売上の多くは米国で生まれているとも伝えられています。
『College Football』は、2000年代から2010年代初頭に人気を集めたEAのNCAAフットボールシリーズの後継にあたります。選手の氏名や肖像をめぐる権利問題で前シリーズが終わってから、新シリーズの登場までには14年の空白がありました。そのため復活作には大きな期待が集まりました。
今後数年分の作品は計画されていると報じられていますが、関係者の間でもシリーズの先行きへの見方は分かれています。