『Ghost of Yotei』DLC「Echoes of Sekigahara」は過去を振り返るだけの追加要素で、本編の魅力を再確認させる内容
2026年10月16日 | #レビュー | GamesRadar+
GamesRadar+のレビュアーは、『Ghost of Yotei』の追加DLC「Echoes of Sekigahara」について、評価できる内容ではないと述べています。ただし、本編の魅力を改めて思い出させてくれた点は認めています。決め手となったのは、新たな物語でありながら過去を振り返るばかりで、本編に何かを上乗せしている実感が得られなかったことです。
レビュアーは『Ghost of Yotei』を2025年で最も気に入ったゲームの一つに挙げており、発売前から遊び尽くし、初めてのプラチナトロフィーも獲得しています。そのため、Complete Editionで追加された新規ストーリー拡張とサバイバルモードには大きな期待を寄せていました。
続編というより本編の補遺
Echoes of Sekigahara は新しい物語ではあるものの、本編の続きと呼べる内容ではないとされています。DLC全体が先を見据えるのではなく、過去を振り返るように作られているためです。
舞台となるAshoro Foothillsは、Viperの信奉者たちの残党があふれる荒れ果てた土地です。Viperは本編でAtsuが真っ先に倒す「Yotei Six」の一人であり、DLCでは実質的なボスとして扱われません。残党は新たな指導者を探して右往左往しています。
物語には、Atsuの過去を知る人物Nagatoが再登場します。関ヶ原の戦いの重要な場面をAtsuが追体験し、自身とNagatoが戦いに与えた影響が描かれます。レビュアーは、新しい拡張でありながら過去にこだわる姿勢のせいで、全体がどこか意味の薄いものに感じられたと指摘しています。大きな戦いは何年も前に終わり、Viperも象徴を失った抜け殻にすぎません。新しい敵や防具、染料なども加わりますが、結局は同じ要素の繰り返しだというのが評価です。
レビュアーは本編で遊び残したことがなかったため、手元に残ったのは追加分だけだったと述べています。そのことも、DLCを本編の付録のように感じた一因だとしています。
同じことの繰り返しでも、戦いの楽しさは健在
一方で、同じ内容であること自体が悪いわけではないとも書かれています。数か月ぶりに新しい土地を探索するなかで、レビュアーは操作の感覚や反応速度、照準の精度が落ちていることを実感しました。
それでも、さまざまなスキルを組み合わせて美しく複雑なアクションを繰り出す感覚を学び直す過程は、本編と同等か、それ以上にスリリングだったといいます。狼を連れたAtsuが対峙の構えから、通常の戦闘に入る前に盗賊の一団をほぼ壊滅させる場面は、今も変わらず格好良いと評価しています。
総評
レビュアーは、Atsuであることの格好良さや、報いを受けるべき相手を斬り伏せる爽快感を、新しい場所と新しい道具で再確認できただけでも十分かもしれない、としています。実際に楽しんではいるものの、それはDLCがその体験を押し上げているからではないと述べています。本編では物語の進行や新要素の発見が稲妻のように、あるいは決闘中の刀の一撃のように感じられただけに、残念だと締めくくっています。
本編を遊び尽くした人が物語面の新鮮さを期待すると物足りなく感じやすく、もう一度Atsuの戦いを味わいたい人向けの追加要素といえます。