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『レッド・デッド・リデンプション2』にShadow of Warの「ネメシスシステム」を再現するMOD「enRage」が登場、制作にはClaude Codeを活用

2026年10月19日 | #ゲーム紹介 | IGN

『レッド・デッド・リデンプション2』にShadow of Warの「ネメシスシステム」を再現するMOD「enRage」が登場、制作にはClaude Codeを活用

Rockstar Gamesの『Red Dead Redemption 2』に、Middle-earth: Shadow of Warの「ネメシスシステム」を組み込むMOD「enRage」が公開されました。制作者はnicklovin99氏で、個々の敵がプレイヤーをどう思っているかを追跡する仕組みが特徴です。制作にはAIが使われています。

全NPCに名前が付き、敵対関係が自然に生まれる

enRageは、ゲーム内の敵一人ひとりがプレイヤーに抱く感情を記録します。基本的な仕組みはShadow of Warで人気を集めたネメシスシステムとほぼ同じで、その場で因縁を生み出し、敵対する組織の序列を揺さぶります。ネメシスシステムと同様に、ゲーム内のすべてのNPCに名前が付きます。プレイヤーを好む者、恐れる者、命を狙う者など、態度はさまざまです。

NPCは、O'Driscoll Boys、Lemoyne Raiders、U.S. Army、The Klan、Wapiti people、Bronte Family、Murfee Brood、Skinner Brothers、Van der Linde、所属のない一般人といった組織や集団ごとに分類されます。これらは新設のメニューで確認できます。

所属するNPCを倒すと、組織内での地位が別のメンバーに引き継がれます。Hierarchyメニューのページでは、ゲーム内のすべてのNPCと、各NPCのプレイヤーに対する感情を確認できます。

尋問やX線表示などの新要素

X-rayページでは、NPCの骨格や負っている負傷を見られます。MODのトレーラーでは、足を引きずる状態や麻痺が健康状態として表示されています。敵に傷を負わせて銃を突きつければ、新しいインタラクションメニューを使えます。これにより、同じ組織の別のメンバーについて聞き出すことが可能です。

さらに、RimWorldのように、NPC同士のやり取りも別のWorldページで記録されます。野良犬を引き取る、アルコール依存から立ち直る、新たな確執が始まるといった出来事が起こり、プレイヤーがいなくても世界が動き続けているような印象を生みます。

NPCにはそれぞれ特性もあります。穏やか、鋭い、内向的、そしてもちろん酒好きといったもので、信仰の有無や職業も記録されます。こうした価値観の衝突が組織間の抗争を引き起こし、プレイヤーが関わらなくても争いは続きます。どちらかの側に加勢することも、双方をまとめて片付けることも可能です。ある組織を怒らせすぎると、アーサーを狙う討伐隊が送り込まれ、広大なオープンワールドの移動が危険になります。原文は、こうした状況がシステミックな物語を生む土壌になると評しています。

入手方法とAI利用の明記

enRageのアーリーアクセス版は、Nexus Modsで公開中です。nicklovin99氏はMODの説明欄に、「AI Transparency - Claude Code assisted in the creation of scripts and systems.」(Claude Codeがスクリプトとシステムの制作を支援した)という注記を加えています。

広がるAI製MODと業界の反応

ここ数週間、AIを使ったゲームMODが急増しています。ゲームをブラウザーに移植する、既存の2作品を組み合わせる、人気IPを使って新作を作るといった例があります。ゲーム会社の側ではDMCAに基づく削除要請を出す例がある一方、この動きをある程度支持する声明を出す例もあります。

この流れに乗ろうとする動きもあります。先週、Xboxの責任者であるAsha Sharma氏は、ゲームをWebブラウザーで遊べるようにする新たな取り組み「Xbox Labs」を発表しました。Halo: Combat Evolvedを94fpsで動かすブラウザー版など、改良版をブラウザーに移植するコミュニティーの広がりへの反応と受け止められています。

Sharma氏は次のように述べています。

「ここ数週間、ゲームが急速に逆コンパイルされ、本来想定されていなかったハードウェアで動くよう作り直される例を目にしてきました。Windows PC向けビルドがApple Silicon上で動くように変換されたり、WebAssemblyやWebGPUを通じてブラウザー内で動くように移植されたりしています。後者のWebGPUは、世界のブラウザーの約90%が対応する段階に近づいています。さらに意外なことに、世界最大級のゲームの多くが、別のゲームのソースコードに組み込まれる形でリミックスされています」

「こうした実験は、ソフトウェアとハードウェアの結び付き、創作と遊びの境界、人々がゲームを発見し体験する方法といった、業界で長く前提とされてきた考え方に疑問を投げかけています。ゲームの未来を予測するのは難しいものの、優れたゲームをより手軽に遊べるようにし、古いゲームに新たな命を吹き込み、より多くのプレイヤーが制作者や共同制作者になれる可能性は容易に思い描けます。たとえ既存のビジネスモデルに挑戦するものであっても、場合によってはそれゆえに、プレイヤーにとって間違いなく良い結果です」