元BioWare開発者ジェームズ・オーレン氏、閉鎖に伴う批判に対し『Dragon Age: The Veilguard』チームの大半は「批判された点に関与していない」と擁護
2026年10月23日 | #その他 | GamesRadar+
BioWareの元クリエイティブディレクターで、『Baldur's Gate』1作目と2作目を手がけたジェームズ・オーレン氏が、親会社EAによるBioWare閉鎖を受けて、職を失った開発者たちを擁護する発言を行いました。『Dragon Age: The Veilguard』の開発者を非難するコメントが寄せられたことを受け、同作のチームの大半は批判された点にほとんど関与できなかったと述べています。
職を失った開発者への支援を表明
EAによるBioWare閉鎖を受け、オーレン氏はまず、職を失った人々を「世界でも指折りのRPG開発者」と評し、再就職を支援する考えを示しました。ライター、デザイナー、アーティスト、エンジニアを採用するなら、まず彼らを検討してほしいと呼びかけています。元BioWareのメンバーに対しては、紹介が役立つなら連絡してほしいとも書いています。
原文筆者によると、この投稿のコメント欄には、BioWareの没落の責任を『The Veilguard』の開発者に求める攻撃的な書き込みが多く並んだとのことです。
『The Veilguard』チームを擁護する追加投稿
オーレン氏は、こうしたコメントを読んだうえで、本日改めて投稿しました。「多くの方が前回の投稿に返信をくれたので、考えをいくつか書きます」と切り出し、『The Veilguard』ほどの規模のチームでは、大多数の人が、ファンが気に入らなかった点についてほとんど、あるいはまったく決定に関われなかったと述べています。さらに、最後までBioWareには、ファンが愛した作品を手がけた人が数多く在籍していたとも語りました。
同氏は、自身も「現代のエンターテインメントには問題を感じている」とし、特に政治的なメッセージが優れた物語の妨げになる場合にそう思うと説明しています。一方で、『Dragon Age: Origins』のブルードマザーや、ゼヴランの同性との恋愛オプションといった議論を呼んだ要素については、自分に責任があったと認めています。
そのうえで「特定の政治的陣営にきれいに収まらない考えを持ちながら、意見の異なる人を愛し、尊重することはできます。人は複雑です。それは、皆さんが愛するゲームや嫌うゲームを作る人たちも同じです」と結んでいます。
背景にある『The Veilguard』への評価
『The Veilguard』は批評家から高い評価を受けた一方、長年のDragon Ageファンの間では、BioWareのデザイン面の判断に対する厳しい意見が少なくありませんでした。原文筆者は、こうした不満の一部は妥当なものだとしています。ただし、ノンバイナリーの仲間キャラクターが登場したことを理由に、BioWareが「woke」になりシリーズを台無しにしたと主張する声も、一部で目立っていたとのことです。原文筆者は、オーレン氏が応じたのはこうした批判だろうとみています。
原文筆者は、オーレン氏自身が政治的メッセージは物語の妨げになりうると考えていることに触れつつも、仕事を探す元開発者を支援し、思いやりを持つよう呼びかけた姿勢を評価しています。