Game Pass入りで再評価が進む『Hell Is Us』、『Deus Ex』美術監督が手がけた探索重視のソウルライク
2026年10月26日 | #ゲーム紹介 | Polygon
Rogue Factorが開発したアクションアドベンチャー『Hell Is Us』が、発売から1年を経てXbox Game Passへの追加やSwitch 2版の登場をきっかけに、改めて注目を集めています。Polygonは、マップもクエストマーカーもない探索重視の作りと、『Deus Ex』シリーズに関わった人物が監督を務めている点を挙げ、本作を「Game Passの隠れた名作」として紹介しています。
発売日の不運を乗り越えて再浮上
『Hell Is Us』は、ソウルライクの影響を強く受けたセミオープンワールドのアクションアドベンチャーです。発売日は2025年9月4日で、『Silksong』の発売日と重なるという不運なタイミングでした。
それから1年が経った現在、本作は再び勢いを見せています。2025年7月にXbox Game Passへ追加されると、夏の終盤には人気ランキングで上位3位に入りました。なおMicrosoftは、Game Passのタイトルについてストリーム数やダウンロード数などの詳細を公表していません。開発元は8月に、これまでに100万人がプレイしたと発表しています。
地図も目的地表示もない探索型の物語
主人公は平和維持活動に携わる人物で、両親を捜すために故郷へ戻ります。恋人を救い出すといった定番の筋立てとは異なる出発点が、新鮮だと評されています。ところが故郷は、超常的な怪物に覆われていました。
パリィをはじめ、ソウルライクらしい要素は多く備えています。そのうえで本作最大の特徴は、最小限に抑えられたUIです。ゲームの冒頭で、マップやクエストマーカーなどの一般的な案内機能が存在しないことが告げられ、プレイヤーは自分で世界を探索してミッションを見つけていくことになります。記事は、本作を探索好きのためのゲームだとしています。
評価は賛否が分かれつつ、Polygonでは好意的
批評家の評価は割れており、Metacriticでは60件のレビューに基づくスコアが77です。Polygonのソウルライク担当、Austin Manchester氏のレビューは、おおむね好意的でした。緊密に調整されつつ、あえて手間を伴わせたミッション構成を高く評価する一方で、敵の種類が少なく単調に感じられる点は批判しています。
同氏は「ソウルライクの見た目と手触りを備えながら、ありがたいことにジャンルの約束事すべてに寄りかかってはいない」と述べ、「『Hell Is Us』は今でも実に引き込まれるゲームだ。舞台のハデアで過ごした25時間のあいだ、何度も午後をまるごと使ってステージを探索し、先へ進みたくて就寝時間をとうに過ぎるまで起きていた」と書いています。
『Deus Ex』の美術監督が率いた作品
もう1つの注目点は、本作のディレクターを務めるJonathan Jacques-Belletete氏です。同氏は『Deus Ex: Human Revolution』と『Deus Ex: Mankind Divided』でアートディレクターを務めた人物です。記事は、アダム・ジェンセンの緻密に作り込まれたSF世界が恋しい人にとって、本作は思いがけない慰めになるとしています。
『Hell Is Us』はXbox Series XでGame Passのラインナップに入っており、PS5とWindows PCでも遊べます。Switch 2版は数週間前に発売され、パッケージ版は10月27日に発売予定です。