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Polygon筆者、発売から20年の『Bully』に続編もリメイクもないことを惜しむ

2026年10月31日 | #その他 | Polygon

Polygon筆者、発売から20年の『Bully』に続編もリメイクもないことを惜しむ

Polygonの筆者が、Rockstar Gamesが2006年10月に発売した『Bully』の発売20周年に合わせて、続編が出ていない現状を残念だと述べています。同作はGTAシリーズの要素を思わせながら、主人公が犯罪者ではなく10代の少年という点で独自性を持つ作品で、筆者は今遊んでも通用する内容だと評価しています。

犯罪者ではなく学生が主人公のオープンワールド

『Bully』は、欧州では『Canis Canem Edit』(ラテン語で「犬が犬を食う」の意)の名称で発売された作品です。批評家から高く評価され、メタスコアは87点でした。舞台は米国ニューイングランドにある架空の町ブルワースで、プレイヤーは町を自由に探索し、ケンカをしたり、乗り物を奪ったり、武器を装備したり、ミッションをこなしたりできます。

主人公のジミー・ホプキンスはブルワース・アカデミーに入学し、学校内で起きる、ギャング同士の抗争のような争いに巻き込まれていきます。発売は『GTA: San Andreas』と『GTA 4』の間で、Rockstarが磨いてきた手法を学園生活に当てはめた、いたずらっぽい作品です。筆者は、こうしたコンセプトはそれまでのゲームがあまり扱ってこなかったものだと述べています。

ケンカの相手はいじめっ子や運動部員などの同級生で、奪える乗り物は自転車、スケートボード、スクーターです。武器にはパチンコ、悪臭弾、野球のバットなどがあります。恋愛要素もありますが、廊下でのキス程度にとどまり、GTAの露骨な描写に比べるとずっと無邪気だと筆者は指摘しています。

懐かしさだけではない遊びの中身

筆者は初めて遊んだのが12歳のときで、英国で高校に入学したばかりの時期だったと振り返っています。校内で爆竹を投げたり授業をさぼったりするのは、やってみたくてもできなかったことだといいます。現在30歳になり、いたずら好きになりたいという願望は薄れたものの、今遊んでも驚くほど古びていないと感じているそうです。

筆者によると、本作は子ども向けのいたずら体験にとどまらず、ゲームとしての仕組みも備えています。たとえば、床にビー玉をまいて追ってくる監督生を転ばせたり、悪臭弾で群衆を散らしたりできます。これらの道具は、単なる遊びではなくゲーム内で実際に役立つものだと筆者は説明しています。

個性的な派閥と主人公像

物語は、ジミーが学校内のさまざまな派閥の事実上のリーダーになっていく流れで進みます。各派閥は誇張されたキャラクター像で描かれています。オタクはみな眼鏡をかけ、鼻にかかった声で話し、痩せているか太っています。グリーサーは革ジャンにオールバックの髪型で、名前はイタリア系アメリカ人を思わせるものばかりです。運動部員は全員がスポーツをしていて、ほかの生徒より筋肉質で、あまり賢くなく、レターマンジャケットを着ています。

タイトルとは違い、ジミー自身はいじめっ子ではありません。問題のある家庭環境で育った厄介者とされますが、自分のために立ち向かう強さがあり、同時に新しい学校に放り込まれて何とか生き延びようとしている少年でもあります。筆者は、多くの人が子ども時代に共感できる状況だと述べています。ジミーは騒動を起こしますが、その行動は本物のいじめっ子に立ち向かうことに等しく、作品には意外にも道徳的な芯があり、プレイヤーに正義感を味わわせてくれると筆者は評価しています。

続編を望む筆者の意見

筆者は、『Bully』がオープンワールドに対する独特なアプローチだったと位置づけています。それだけに、20年たった今も続編はもちろん、現代版のリメイクすら出ていないことを残念だと述べています。今の学校生活は文化的に大きく変わっているため、続編が出るなら当時とは大きく異なる内容になるだろうとしつつ、1作で終わった扱いにとどまるべき作品ではないと主張しています。

なお、Rockstarの『Grand Theft Auto 6』は数週間後の発売が控えています。筆者はこの状況を踏まえて、同社を代表するシリーズだけでなく『Bully』にも目を向けるべきだという立場で記事を締めくくっています。