Xboxが『Fallout』新作の開発加速を計画するも元ベセスダ開発者がファン離れのリスクを警告、Obsidian Entertainmentが『New Vegas 2』で協力する可能性は?
Xboxの新たなトップであるアシャ・シャルマ氏が、マイクロソフトのゲーム事業を「リセット」するべく、『The Elder Scrolls』、『Fallout』、『Halo』といった人気シリーズの新作開発を加速させていると報じられています。これに対し、かつて『Fallout』シリーズの開発に携わったベセスダの元リードデザイナーは、新作を急ぎすぎるとファンが疲弊するリスクがあると警鐘を鳴らしています。一方で、ファンからは『Fallout: New Vegas』を開発したObsidian Entertainmentが新作に協力する可能性についても期待の声が上がっているようです。
ファンが懸念する開発スケジュールの加速
『Skyrim』のリードデザイナーを務めたブルース・ネスミス氏は、FRVRのインタビューで、開発スケジュールの短縮が品質低下、機能削減、デバッグ不足、バグといったリスクに繋がると指摘しています。特に、開発の終盤に行われる作業が時間短縮のために省かれがちになり、結果として品質が犠牲になる可能性があるとのこと。また、開発期間が短くなれば続編が早くリリースされることになりますが、それが必ずしもファンの期待に応えるとは限らず、かえって失望を招くリスクがあると警告しています。
『Fallout: New Vegas』開発元の関与は?
マイクロソフトが『Fallout』シリーズの新作を求めている現状で、ファンは『Fallout: New Vegas』を開発したObsidian Entertainmentが再び関与する可能性に注目しています。『Fallout: New Vegas』のディレクターを務めたジョシュ・ソイヤー氏は、IGNのインタビューで、自身が新しい『Fallout』ゲームを開発するかどうかは、上層部の決定によるものだと語っています。彼自身が関わるかどうかは、過去に『New Vegas』の開発を任されたときのように、会社の上層部が決めることだと述べており、現時点では未定のようです。Obsidian Entertainmentは現在、新作プロジェクトが未発表の状況で、昨年リリースされた3タイトルのうち『Grounded 2』は成功を収めたものの、他の2タイトルは商業的な目標に達しなかったとされています。
Xboxの新たな投資戦略とシリーズへの集中
Xbox CEOのアシャ・シャルマ氏は、マイクロソフトのゲーム事業の収益性に関する「リセット」を宣言し、過去5年間でコンテンツ、プラットフォーム、ハードウェアに多額の投資を行いながらも、年間収益が減少している現状を問題視しています。マイクロソフトは、今後もゲームへの全体的な投資額は維持しつつ、投資先を見直し、最も優先度の高いプロジェクトに集中する方針を示しています。特に『Fallout』や『The Elder Scrolls』といった人気フランチャイズは、ゲーム業界での象徴的な地位と、長らく新作がリリースされていないことから、投資の重点分野となる見込みです。