元『鉄拳』ディレクターが語る『DARK SOULS』の真実! 宮崎英高氏の創造性は“難易度”ではなく“世界観”にありと断言し「狂気の科学者」の一面を披露
2026年07月06日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
元『鉄拳』シリーズのディレクターである原田勝弘氏が、フロム・ソフトウェアの代表取締役社長である宮崎英高氏について、その「真の創造性は彼が生み出した世界観にある」と語りました。宮崎氏が手掛けた『DARK SOULS』シリーズの難易度について、「それほど難しいゲームではない」と述べつつ、その世界観こそが突出していると評価しています。
宮崎氏のユニークな開発者としての姿勢
原田氏は宮崎氏を「かなりユニークでありながら、非常に真剣なゲーム開発者」と評しています。宮崎氏が30歳近くになってからゲーム開発者になったという異例のキャリアパスに触れ、ポリゴン時代の幕開けを経験していないにもかかわらず、業界に与えた影響は「驚くべきもの」としています。この経緯が彼のキャリアを「非常に異例」にしているとのことです。
『DARK SOULS』の真髄は世界観にあり
『DARK SOULS』シリーズについて、原田氏は「アクションの仕組みはかなりシンプルで、特に難しいゲームだとは思っていない」と述べています。むしろ、宮崎氏の「真の創造性は彼が生み出した世界観にこそ光る」と強調しました。多くのプレイヤーが一度クリアしても物語を完全に理解できないと言われるほど、ゲームの複雑な世界構築とストーリーテリングがファンを魅了しているとのことです。
成功の軌跡と「狂気の科学者」的側面
『DARK SOULS』は一夜にして大成功を収めたわけではなく、宮崎氏とチームがこれまでの作品を通じて築き上げてきた結果だと原田氏は振り返っています。また、VRゲーム『サマーレッスン』の開発初期段階で宮崎氏が試遊した際のエピソードを明かしました。他の開発者が楽しんでいる中、宮崎氏だけが真剣にプレイし、その後「自分がこのゲームを作るならどうするか、どんなゲームを作るか」という思考に没頭していたとのこと。原田氏はこれを「最高の意味で完全に狂っている」と表現し、宮崎氏の「狂気の科学者」的な一面を垣間見た瞬間だったと語っています。
謙虚な姿勢とメディア露出への考え
宮崎氏がライブストリームや動画インタビューを避ける理由についても言及がありました。彼は自身が動画で動いているのを見るのが苦手であることに加え、「この業界には自分よりはるかにゲームをよく知っている人がたくさんいる」と考えており、自身の理解は「まだ浅い」ため、ゲームについて語る立場ではないと感じているとのこと。原田氏は、これは『DARK SOULS』の生みの親としては「とんでもなく謙虚な考え」であるとしながらも、「もし彼がまだだと言うなら、私たち他の開発者はゲームについて語る資格すら感じなくなるだろう」と冗談めかしてコメントしています。